大王と因果と古竜と深淵についての考察

第三回目の考察は【大王と因果と古竜と深淵について】の考察です。

僕の主観で考察しておりますので、辻褄の合わない点もあるかと思います。

ほんの些細なことでも構いません。

答えることのできる範囲の質問であれば基本的に何でもお答えします。

では始めていきます。

 

【目次】

  • 古竜について
  • OPについて
  • 因果について
  • 篝火について
  • re:小ロンド遺跡について
  • 深淵の主マヌスについて
  • まとめ
  • 感想

 

【古竜について】

ダークソウルという作品において古竜とは火の時代以前から存在していた唯一の存在です。

しかし古竜と思わしき竜は無印の時点で数えるほどの数しか登場していませんね。

この時点で古竜が火の時代以降にどうなったかは薄っすらではありますが伺えますが、この問いに関しては後程解説しますので少々お待ちください。

では改めて古竜について深堀していきましょう。

古竜というのは永遠という概念を身に宿したであろう存在です。

そのテキストを紹介しましょう。

 

【竜のウロコ】

竜の体から生まれるという

ドラゴンウェポンを強化するウロコ

竜のウロコは古竜の体の一部であり

古竜の永遠を求める超越者たちが

世界の垣根を超え探し求めているという

 

上記のテキストからも読み取れる通り、超越者であろうとも【古竜の永遠】を見出すことはできないそうです。

逆に言えば古竜とはそれほどまでに卓越した存在なのでしょう。

では【古竜の永遠】とは一体何なのか?

ここでハッキリ言いますが【古竜の永遠】とは生命とはまた違った本当の意味での概念のようなものです。

 

【古竜の瞳】

古竜に祈り、それに近づこうとする超越者たちの業

生とは弱さであり、火の者である神々も例外ではない

超越者の目標とは、生命とは別のあり様なのだ

 

ここで重要になっているのが【生とは弱さであり、超越者の目標とは、生命とは別のあり様】という点です。

少しまとめてみます。

  • 火を宿した神々であろうと生命がある時点で弱い存在である。
  • 古竜の身に宿している永遠とは生命とは別の概念である。

ということです。

先程もこの文言を使いましたが【古竜の永遠】とは一体何なのでしょうか?

ここで次の問いに移ります。

 

【OPについて】

ダークソウル無印のOPでは火を見出した王と古竜の争いについて触れられています。

まずは見て頂いたほうが早いと思いますのでご紹介します。

 

【OP】

古い時代

世界はまだ分かたれず、霧に覆われ

灰色の岩と大樹た、朽ちぬ古竜ばかりであった

だが、いつかはじまりの火がおこり

火と共に差異がもたらされた

熱と冷たさと

生と死と

そして、光と闇と

そして、闇より生まれた幾匹かが

火に惹かれ、王のソウルを見出した

最初の死者、ニト

イザリスの魔女と、混沌の娘たち

太陽の光の王グウィンと、彼の騎士たち

そして、誰も知らぬ小人

彼らは王の力を得、古竜に戦いを挑んだ

グウィンの雷が、岩のウロコを貫き

魔女の炎は嵐となり

死の瘴気がニトによって解き放たれた

そして、ウロコのない白竜、シースの裏切りによって

遂に古竜は敗れた

火の時代のはじまりだ

だが、やがて火は消え、暗闇だけが残る

今や、火はまさに消えかけ

人の世には届かず、夜ばかりが続き

人の中に、呪われたダークリングが現れはじめていた…

 

以上がダークソウル無印のOPです。

少し情報が多すぎますので、分かりやすいようにまとめてみます。

  • 古い時代には灰色の岩と大樹と朽ちぬ古竜しか存在していなかった。
  • だが、はじまりの火がおこり、火と共に差異がもたらされ、熱と冷たさ、生と死、光と闇が生まれ、闇から生まれた者が火から王のソウルを見出した。
  • その王のソウルを見出したのが【最初の死者ニト】【イザリスの魔女】【太陽の光の王グウィン】【誰も知らぬ小人】
  • その王のソウルを見出した者たちが古竜に戦いを挑んだ。
  • 戦いの最中に【ウロコのない白竜シース】の裏切りによって古竜は敗れた。
  • 以後、火の時代が訪れたが、火は消えかけ、夜ばかりが続き、人の中に呪われたダークリングが現れた。

以上がOPから読み取ることのできる事象です。

ここから更に疑問点を箇条書きで挙げていきましょう。

  • 何故王のソウルを見出した者は古竜に戦いを挑んだのか?
  • 何故白竜シースは古竜を裏切ったのか?
  • 白竜シースはどういう経緯で古竜を裏切ったのか?
  • 何故ダークリングは現れたのか?

 

僕の観測になりますが、1つずつ解説していきましょう。

  • 何故王のソウルを見出した者は古竜に戦いを挑んだのか?

この点に関しては王のソウルを見出した者達が【古竜の永遠】という概念を欲したのでしょう。

【古竜の瞳】のテキストでも触れられていましたが、生とは弱さなのです。

これは神であろうが火を宿していようが例外ではありません。

だからこそ王のソウルを見出した者達は【古竜の永遠】という概念を欲したのでしょう。

その証拠として灰の湖にて謁見することができる石の古竜は生命という概念を持っていません。

正確には生命を超越しているのでしょう。

ですが、実際に攻撃することができますし、尻尾を切断することもできます。

そして攻撃することでHPバーが表示されますが、ここで不思議な事象を観測することができます。

どれだけ攻撃しようともHPバーは減ることはありません。

まさしく、古竜は生命を超越しているのでしょう。

しかしここでも疑問は浮かびます。

【古竜の永遠】とは生命とは違うものです。

この点に関しては後程深堀しますので、次の疑問点に移りましょう。

 

  • 何故白竜シースは古竜を裏切ったのか?

この点に関しては白竜シースの【古竜でありながらも古竜としての特徴を有していない】という事が物語っています。

白竜シースは魔術の祖でありながらも、目が見えません。

そのテキストを紹介します。

 

【伝道者の六目兜】

白竜シースに仕える魔術師たち、伝道者の兜

縦二列に並んだ六つの目は

シースの見えないそれを代替するためである

魔術師の防具としては最も重く

また魔法の力を秘めている

 

と明記されております。

また、公爵の書庫のエレベータを上った先で根城にて居座っている白竜シースは【見えない体】or【霧の指輪】を装備している状態だと、霧を抜けた後に一歩も動かなければ敵意を感知されることはありません。

状況証拠的に本当に目が見えていないのでしょう。

ここでもう一つ、古竜と戦った際の白竜シースは生命を超越していません。

白竜シースの持つ原始結晶は古竜から奪った力とされています。

この旨の会話はビッグハットローガンから聞くことができますので一部紹介しましょう。

 

ビッグハットローガン】

 

白竜シースの、不死の秘密だったな

貴公も、あれと戦い、囚われたのであれば

分かっていると思うが、あれは、我々とは違う、本物の不死だ

傷はすぐに塞がり、致命傷を負わず、決して死ぬことがない

それは、シースが、古い竜たちを裏切って手に入れた秘宝

原始結晶の効果らしい

だから、まず原始結晶を壊さなければ

シースを傷つけることはできない

そして原始結晶は、この書庫の中庭、結晶の森にあるのだよ

 

と、ビッグハットローガンは語ります。

上記の会話からも分かる通り、原始結晶は古竜を裏切って手に入れた秘宝の力です。

そして、白竜シースが古竜と戦った時点では生命を超越していなかったという事が分かりましたね。

ここで次の疑問に移りましょう。

 

  • 白竜シースはどういう経緯で古竜を裏切ったのか?

この点に関しては憶測の域を出ませんが、僕は大王グウィンが白竜シースに話を持ち掛けたのだと推測します。

そのテキストを紹介します。

 

【分け与えられた王のソウル】

「ウロコのない」白竜シースのソウル

火の時代の最初に見出された王のソウルの一部

シースはグウィン王に与して古竜を裏切り

後に公爵として王の外戚になったとき

その偉大なるソウルを分け与えられた

それは一部といえ、王の器を占めるに足るものだ

 

と記載されています。

重要な点は

  • シースはグウィン王に与して古竜を裏切り
  • その偉大なるソウルを分け与えられた

という点です。

【与する】という言葉は【仲間になる】、【味方になる】、【関わる】という意味があります。

この言葉通り、白竜シースは大王グウィンの仲間になったのでしょう。

では白竜シースから話を持ち掛けたのでしょうか?

それとも大王グウィンから話を持ち掛けたのでしょうか?

僕は後者の大王グウィンが話を持ち掛けたのだと観測します。

OPにて白竜シースが古竜を裏切ったという旨の話が語られていましたね。

裏切るということは敵に寝返るという意味があります。

ここまで話せば分かると思いますので、結論から言いましょう。

  • 大王グウィンは【古竜の永遠】を求め、王の力を振るい古竜たちに戦いを挑んだ
  • この時に大王グウィンが白竜シースに、【古竜の永遠】を求めて古竜たちに戦いを挑んだのかという話をしたのでしょう。
  • そして古竜が敗れた暁には自身の王のソウルの一部を分け与えるという旨の話と、王の外戚の権威を与えるという旨の話をしたのでしょう。

以上が僕の観測です(これは僕個人の観測であり、この点に関しては人によって違ってきます)

これで白竜シースがどういう経緯で古竜を裏切ったのかという事が明確になりましたね。

では次の疑問点に移ります。

 

  • 何故ダークリングは現れたのか?

この点に関しては少し複雑であり憶測の域を出ませんが、先に結論から言いましょう。

大王は【古竜の永遠】の力をロードラン全土に市民化、もしくは一般化した結果、その力は人の身には耐えきれずに【ダークリング】という呪いの印が現れたのではないでしょうか?

ここでダークリングのテキストを紹介しましょう。

 

【ダークリング】

呪われた不死人の証

このリングが現れた者は、死んでも蘇り

やがて心をなくした亡者となる

 

と記載されています。

呪われた不死人にはダークリングが現れ、死んでも蘇り、やがて心をなくし亡者になるのです。

まさに【古竜の永遠】を一般化した結果に訪れた因果なのではないでしょうか?

死んでも死んでも幾重にも蘇り、心を無くして意識が消滅することによって、やっとこの世から自分という存在が消滅します。

それほどまでに【古竜の永遠】とは莫大な力であり、人に身に余る力なのではないかと観測します。

では改めて【古竜の永遠】の力とは一体何なのでしょうか?

ここで次の問いに移ります。

 

  • 因果について

大変長くなりましたが、ここまで話してやっと【古竜の永遠】とは一体何なのかという話を深堀できます。

そしてここまで話せば僕の言いたいことは分かるかと思います。

結論から言いますと【古竜の永遠】とは、世界の垣根を超えても存在することの出来る因果を超越する力です。

ダークソウルという作品はプレイヤーの紡ぐ作品であり、プレイヤーの数だけ世界線は分岐します。

基盤となるシナリオは火を継ぐか、闇の時代を迎えるかという話ではありますが、確実にプレイヤーの数だけ世界線は存在しています。

他世界から自身の世界に侵入されたり、逆も然り他世界に侵入できます。

他にも他世界のプレイヤーの残像が見ることができたり、橙の助言ろう石によって他世界にサインを飛ばしたりできたりします。

これは僕の観測ではありますが、これだけ状況証拠が揃っていますので、プレイヤーの数だけ世界線は分岐する、そしてそれすらも世界観に取り込んでいると見て大丈夫でしょう。

さて、少し話を戻しましょう。

【古竜の永遠】とは因果を超越する力です。

大王グウィンは、その因果を超越する力を一般化しました。

結果としてどうなったかと言いますと、ダークリングという呪いの印が現れてしまって、生命としてのあり様を捻じ曲げてしまいました。

では、どのようにして因果を超越する力を一般化したのでしょうか?

ここで次の問いに移ります。

 

  • 篝火について

この目次でなんとなく僕の言いたい事が分かったかと思います。

大王グウィンは篝火をロードラン全土に普及することで因果を超越する力を一般化しました。

しかし、篝火を普及したことによって少しずつ世界が歪んでいったのだと推測します。

その歪んでいった世界を統率するために用いられたものというのが【サインろう石】でしょう。

しかし、ここでもまた問題は生まれてしまいました。

サインろう石を普及したことによって、更に世界が歪んでいってしまいました。

簡単に他の世界線に干渉できてしまうのですから、因果の歪みは加速してしまいます。

この事象から派生したのが【暗月誓約】【ダークレイス誓約】【眷属誓約】でしょう。

因果の歪みを統率するためにこれらの誓約が設けられたのか。

それとも因果の歪みに便乗するような形でこれらの誓約が設けられたのか。

憶測の域を出ませんが、これらのどちらかでしょう。

 

少し話が反れてしまいましたので、話を戻しましょう。

大王グウィンが篝火を普及した時点では、元々転送システムは機能としてあったのだと思います。

裏付けとしては、王の器を入手前でも深淵のエリアでは転送を行うことができます。

【小ロンド遺跡と王の器について】の考察でも軽く触れましたね。

今回はその点に関して深堀していきましょう。

 

結論から言いますと、大王グウィンが転送機能を王の器に封印したのでしょう。

何せ因果を崩壊させかねない力ですからね。

だからこそ、王の器を入手した時点で転送機能を扱うことができたのだと思います。

では何故小ロンド遺跡の深淵のエリアでは転送機能が残っていたのでしょうか。

この点はかなり複雑です。

また、篝火について以下の疑問があります。

  • 何故、他の篝火から転送して行き来することのできる篝火があるのか?
  • 何故、各地の王を倒した後に、対応した篝火が現れるのか?
  • 何故、ウーラシールのエリアだけ全ての篝火が他の篝火から転送によって行き来できるのか?

この疑問に関しては後程解説しますので、次の問いに移ります。

 

  • re:小ロンド遺跡について

さあ第一回目の考察にて疑問をここでまとめましょう。

【小ロンド遺跡と王の器についての考察】を見ていない方でも分かるように解説しますが、この記事を読み終えた後に後程見て頂ければ幸いです。

結論から言いますと、大王グウィンが封印するという旨の話に対し、四人の公王並びに当時の小ロンドの住人が反発したのでしょう。

一度与えられた力を大王グウィンに封印されてしまうのですから。

そして、四人の公王が生まれたのは大王グウィンが古竜との戦いの後でしょう。

であれば、四人の公王及び当時の小ロンドの住民は、どういう経緯で因果を超越する力を大王グウィンが手に入れたのか知らないのです。

彼ら目線で言えば、大王グウィンに力を独り占めされる感覚でしょうか。

尚の事反発するでしょう。

この経緯があったからこそ、小ロンドは人民もろとも封印の番が大王グウィンに変わって封印していたのでしょう。

ここで、四人の公王から入手することのできる分け与えられた王のソウルのテキストを紹介しましょう。

 

【分け与えられた王のソウル】

闇に堕ちた四人の公王のソウル

火の時代の最初に見出された王のソウルの一部

かつて四人は小ロンドの偉大な指導者であり

特にグウィン王に見え、公王の位を授かり

その偉大なるソウルを分け与えられた

それは一部といえ、王の器を占めるに足るものだ

 

と記載されております。

ここで重要になってくるのは【闇に堕ちた】という点と【偉大なるソウルを分け与えられた】という点です。

王のソウルを分け与えられた後に闇に堕ちたのか。

それとも四人の公王が見出したのが闇のソウルなのか。

僕は後者の【四人の公王が見出したのが闇のソウル】かと推測します。

ここで闇撫でのカアスとの会話を一部紹介しましょう。

 

【闇撫でのカアス】

 

…かつて火の始まり、貴公ら人の祖先は

古い王たちの後に、四つ目のソウルを見出した

闇のソウルだ

貴公らの人の祖先は、闇のソウルを得、火の後を待った

やがて火は消え、闇ばかりが残る

さすれば、貴公ら人、闇の時代だ

…だが

王グウィンは、闇を恐れた

火の終わりを恐れ、闇の者たる人を恐れ

世界の理を恐れた

だから奴は、火を継ぎ、自らの息子たちに、人を率い、縛らせた

貴公ら人が、すべて忘れ、呆け、闇の王が生まれぬように

…我は世界の蛇

正しい時代を、王を探すもの

だが、もう1人の蛇、フラムトは、理を忘れ

王グウィンの友に堕ちた

よいか、不死の勇者よ

我カアスが、貴公に、正しい使命を伝えよう

理に反して火を継ぎ、今や消えかけの王グウィンを殺し

そして、四人目の王となり、闇の時代をもたらすのだ

 

と、闇撫でのカアスは述べます。

分け与えられた王のソウルのテキストと見比べると、少し矛盾していますね。

同時に疑問点も浮かびますので、箇条書きで挙げていきましょう。

  • テキストでは四人の公王は大王グウィンから公王の位を授かったと明記されていますが、闇撫でのカアスからは大王グウィンが闇を恐れ、人を縛ることで忘れ呆けさせようとしていた。
  • テキストでは闇に堕ちたと明記されておりますが、闇撫でのカアスからは四人の公王は始まりの時代から四つ目の闇のソウルを見出したと聞くことができる。

以上が疑問点です。

さあ、どちらが正しいのでしょうか?

ここから次の問いに移ります。

 

  • 深淵の主マヌスについて

深淵より生まれた者が他にもいましたね、そう深淵の主マヌスです。

四人の公王の深淵と、深淵の主マヌスの深淵に関係があるのかどうか。

結論から言いますと、関係はあります。

四人の公王の深淵を歩くには【灰色の大狼シフ】を撃破する事によって入手することのできる【アルトリウスの契約】が必要です。

 

【アルトリウスの契約】

かつて騎士アルトリウスが

深淵の魔物と契約した証の指輪

アルトリウスと同じように

装備者は深淵を歩けるようになる

 

と、明記されています。

どうやらアルトリウスは深淵の魔物と契約したそうです。

この深淵の魔物というのは十中八九深淵の主マヌスでしょう。

話が反れましたね、少し戻しましょうか。

上記でも述べました通り、深淵を歩くには深淵の主マヌスと契約を結んだアルトリウスの力である【アルトリウスの契約】が必要です。

では、深淵の主マヌスは一体何処から深淵を見出したのでしょうか?

深淵の主マヌスのソウルを紹介しましょう。

 

【深淵の主マヌスのソウル】

深淵の主マヌスのソウル

それは尋常のソウルではなく

どろりとして生あたたかい、やさしい人間性の塊である

マヌスは、古くとも明らかに人であった

人間性を暴走させ、深淵の主となった後も

ずっと寄る辺、あの割れたペンダントを求めていた

 

と明記されております。

ここで重要なのは【やさしい人間性の塊】という点と【古くとも明らかに人であった】という点、【人間性を暴走させ、深淵の主となった】という点です。

少しまとめましょうか。

【マヌスは元々人であり、人間性を暴走させた結果に深淵の主となった】

ということが推測できましたね。

そして深淵の主マヌスの深淵は人間性から生まれたということも分かりましたね。

では何故人間性が暴走して深淵に堕ちたのでしょうか?

ここで思い出して下さい。

大王グウィンは古竜から奪った因果を超越する力を篝火という形で一般化したことによって、人にダークリングの呪いの印が現れたということを。

そうです。

ここが全ての元凶です。

マヌスの人間性が暴走した理由は、人が古竜の因果を超越する力を取り込んだ事によって人間性が暴走してしまったのです。

そしてその結果に深淵が生まれてしまったのでしょう。

その証拠として、深淵の主マヌスを撃破した後には、そのエリアに【深淵の穴】という篝火が現れます。

さあ、全ての結論を出しましょう。

 

  • まとめ

いつもならあえて結論は出しませんが、今回は別です。

さすがに結論を出さないまま終わると、この記事の統率が取れなくなってしまいますので、結論を出させていただきます。

 

小ロンド遺跡とウーラシール。

どちらが先に深淵に堕ちたのか。

僕個人の見解になりますが、どちらも同時期でしょう。

明確にするならば、人間性を暴走させ深淵を見出したマヌスのいるウーラシールの方が先に深淵に堕ちたのだと思います。

そしてその深淵を食い止めるべく、大王グウィンがアルトリウスに命じたのかと。

では大王グウィンが王の器に力を封印したのはいつ頃なのでしょうか?

この点に関してはウーラシールが深淵に堕ちた後かと考察します。

だからこそ小ロンド遺跡の深淵では転送機能を使うことができたのでしょう。

しかし、少し疑問が残ります。

何故ウーラシールの篝火は全て、他の篝火からの転送によって移動できるのか?

それこそ、大王グウィンが王の器に力を封印した時点で、ウーラシールは深淵に侵され、滅んでいたのでしょう。

そもそも既に亡んでいれば封印なんてできませんからね。

さらに深読みすれば、プレイヤーが過去に訪れた過去のウーラシールは、その滅ぶ直前のウーラシールだったのでしょう。

全ての疑問はこれで解消できましたね。

 

総合的にまとめるならば、結局全てグウィンのせいです。

この無印の因果の乱れがダークソウル2.3にて影響を及ぼしているのでしょう。

以上が今回の考察です。

ここから先はこれからの考察や、過去の考察の回収できていない事象について話していきます。

 

  • 感想

今回の考察で一旦ダークソウル無印の考察は切りたいと思います。

イザリスの魔女について、墓王ニトについて、水と呪いの関係性について等、回収できていない事象がまだまだありますが、これらの事象はダークソウル無印だけで完結できるような事象ではありません。

上記で挙げられていない事象もまだまだあります。

主神ロイド、罪の神ベルカ、暗月の神グウィンドリン等はかなり顕著かと。

確実にダークソウル2.3の世界線も深く絡んでいます。

なので、気長に考察していきます。

 

また、次回の考察からはダークソウル2にスポットを当てて考察していきます。

現時点でダークソウル2は様々な仮説が立てられていますね。

並行世界説、反転世界説、闇の王ENDの先の世界線説、絵画世界説、鏡の世界説、全くの別世界説等々…

どの説も一概に否定できない程に謎の多い作品です。

僕自身ダークソウルという作品で一番好きな作品ですので、かなり楽しみです。

ですが、考察記事の統率と取るために、二週間~一か月は掛かるかと思います。

なので、気長に待っていただければ幸いです。

 

では最後に。

ダークソウルという作品はプレイヤーの数だけ世界線と可能性は分岐します。

僕自身も僕の考察が100%合っているとは思っていません。

ほんの些細なことでも構いませんので、答えることのできる範囲の質問であれば、何でもお答えします。

僕の考察を一部抜粋して更に深堀していただいても構いません。

皆さんの意見お待ちしております。

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下墓地と巨人墓地から深堀するロードラン全体考察

第二回目の考察記事は【地下墓地と巨人墓地から深堀するロードラン全体考察】

僕の主観で考察しておりますので、辻褄の合わない点もあるかと思います。

ほんの些細なことでも構いません。

答えることのできる範囲の質問であれば基本的に何でもお答えします。

では始めていきます

【目次】

  • 地下墓地について
  • 黒い森の庭について
  • 三人羽織について
  • 聖職者及びソルロンドと白教について
  • 聖騎士リロイについて
  • 墓王ニトについて
  • 屍術師について
  • 邪教の徒について
  • エレーミアス絵画世界と半竜プリシラについて
  • 生命狩りの鎌について
  • 改めて邪教の徒とは何なのか
  • 骸骨鍛冶屋バモスについて
  • まとめ

 

  • 地下墓地について

基本的に「巨人墓地」は墓王ニトの死の瘴気の領域内とされています。

地下墓地の屍術死の持つ頭蓋ランタンにて明記されております。

 

 

【頭蓋ランタン】

地下墓地の屍術師の持つ頭蓋ランタン

長い髪の毛を紐がわりにぶら下げる

尋常の光を喰う墓王ニトの死の領域

巨人墓地を照らすことのできる灯り

炎属性を持つ打撃武器でもある

 

上記のテキストでも分かる通り「巨人墓地」は墓王ニトの死の瘴気の領域内ということが分かります。

逆に「地下墓地」は墓王ニトの死の瘴気の領域外であるということも分かりましたね。

だからこそ地下墓地の屍術死は他のMOBとは違い骸骨にならず、屍術師として生きていられたのだと思います。

ここで補足を入れておくと「頭蓋ランタン」が屍術死の力を司っている訳では無いと僕は思っております。

頭蓋ランタンは地下墓地を照らすことの出来る装備であり、屍術死の呪術の触媒です。

あの頭蓋ランタンが屍術師の術の本懐という解釈もできますが、少し不思議な点が残ります。

【何故屍術師は死ぬとリポップしないのでしょうか?】

この疑問に関しては本編では触れられていない点です。

なのでここからは僕の観測になります。

結論から言いますと、屍術死は自身の生を犠牲に地下墓地の骸骨を操っていたのではないでしょうか?

一応これで矛盾は無くなるかと思います。

少し話が反れましたが地下墓地についてもう少し深堀していきましょう。

上記でも述べた通り、屍術師を撃破しない限り骸骨は幾重にも復活します。

ここで【アストラのアンドレイ】と【ゼナのドーナル】の会話を一部紹介しましょう。

 

【アストラのアンドレイ】

黒い森の庭ってのは、俺にもよくわからない

だが、かつてあそこに、神聖の鍛冶がいたって噂があってな…

地下墓地あたりでどうしようもならなくなったやつらが

神聖の武器欲しさに、よくここを通るのさ

 

【ゼナのドーナル】

 

ふーむ…

色々と教えてあげよう

地下墓地の「注ぎ火」が欲しければ、神聖な武器を使うといい

よみがえる骸骨をおさえられるだろう

 

上記の会話から分かる通り、地下墓地には蘇る骸骨には神聖の武器が有効という事が分かりますね。

実際に祝福の施された武器や神聖派生の武器を振るうと、屍術師が生きている状態でも骸骨は蘇らなくなります。

この点に関しては特に問題はありませんが、アストラのアンドレイの会話に少し疑問が残ります。

【かつて黒い森の庭には神聖の鍛冶が居て、地下墓地でどうしようもなくなった奴らが神聖武器欲しさに黒い森の庭に訪れた】

という点です。

ここで次の問いに移りましょう。

 

  • 黒い森の庭について

黒い森の庭の月光蝶のボス部屋の先では神聖の種火を拾うことができ、石の騎士がMOBとして登場します。

その石の騎士の使う武器が「石の大剣」という武器ですが、テキストを紹介しましょう。

【石の大剣】

 

黒い森の庭の守護者

石の騎士の苔むした大剣

石の騎士は古い魔法の産物であるが

この剣もまた、魔法の力を帯びており

両手使いでその力が解放される

 

と明記されております。

ここで重要なのは【魔法の力を帯びており、両手使いでその力が解放される】という点です。

実際に使用すると周囲の敵を走れなくするスペルが使用できます。

このスペルは【穏やかな平和の歩み】というスペルですが、このスペルは【地下墓地】にて入手することができます。

テキストを紹介しましょう。

 

 

【穏やかな平和の歩み】

白教の知らぬ、辺境の奇跡の1つ

効果範囲内すべての歩みを遅くする

歩みを遅くするだけで、攻撃は普通にされるため

大抵は逃げるために使われるであろう奇跡

平和とは、つまりそれでまったくよいのだ

 

白教の奇跡では無いと明記されておりますね。

僕の言いたい事がなんとなく分かったかと思います。

ここで「アストラのアンドレイ」の会話と繋がるということです。

なんとなく繋がってきましたね。

実際にどうだったのかは分かりませんが、黒い森の庭の石の騎士の力をスペルとして取り入れた者が地下墓地に攻め入ったのかと思います。

黒い森の庭についてはここまで。

少し話が飛んでしまいますが、ご容赦いただければ幸いです。

次の問いに移りましょうか。

 

  • 三人羽織について

三人羽織とは地下墓地のボスですが、撃破することで入手することができるアイテムを四つ紹介しましょう。

 

 

【注ぎ火の秘儀】

注ぎ火にて、さらに大きく篝火えお育て

より多くのエストを得るための秘儀

聖職の伝承に秘密として伝わるが

儀式自体はすべての不死人が行える

しかし人は、不死となりはじめて

人間性の「使い途」を得るものなのか

 

 

【子の仮面】

墓王の力を盗んだ屍術師

地下墓地の主、三人羽織の仮面の1つ

この仮面は初々しい子のもので

スタミナ回復速度がわずかに上がる

 

 

【父の仮面】

墓王の力を盗んだ屍術師

地下墓地の主、三人羽織の仮面の1つ

この仮面は雄々しい父のもので

装備重量がわずかに増える

 

 

【母の仮面】

墓王の力を盗んだ屍術師

地下墓地の主、三人羽織の仮面の1つ

この仮面は優しい母のもので

HPがわずかに増える

 

以上が三人羽織から入手することができるアイテムですが、気になる点を箇条書きで挙げていきましょう。

  • 注ぎ火の秘儀は聖職の秘儀とされているが、何故かそれを三人羽織が持っている
  • 墓王から盗んだ力とは一体何なのか

 

この上記の謎を観測していきましょうか。

まず、三人羽織が盗んだとされる墓王の力とは【注ぎ火の秘儀】ではないかと思います。

墓王ニト前のエリアでも三人羽織はMOBとして出現しますが、その個体は仮面を落としませんので、地下墓地のボスとして登場した三人羽織が少し特殊なのではと思います。

また、各仮面は墓王ニト前のエリアの三人羽織も付けております。

なので消去法的に墓王から盗んだ力と言うのは【注ぎ火の秘儀】ではないかと。

これが僕の観測です。

また、三人羽織は火を用いた攻撃を行いますが、それは彼らが元は屍術師だったからなのではと僕は観測します。

ここで次の問いに移りましょう。

 

  • 聖職者及びソルロンドと白教について

墓王ニトに深堀する過程で必ずと言っていいほど聖職者、ソルロンド、白教に行き着きます。

宮崎ディレクターは白教の不死についてラジオではこのように述べております。

【白教の不死がロードランに不死の使命を果たしに来るのは、体のいい追放である】

【聖職者から不死が生まれるのは何かと都合が悪いので、使命と言って送り出してしまう】

とラジオにて述べているようです。

では本編でのソルロンドの不死の使命はどのようになっているのか。

ソルロンドのペトルスの会話を一部紹介しましょう。

 

【ソルロンドのペトルス】

 

不死の使命、ですか?

残念ですが、それは、申し上げられません

ただ、貴方は、私の教え子ですから、誠意次第では…

 

そうですね、他ならぬ貴方です。お話ししましょう

聖職における不死の使命とは、まず「注ぎ火」の探究です

「注ぎ火」は、人間性により、不死の篝火を育てる業

それにより、我らは英雄の力を得るのです

 

とソルロンドのペトルスは述べます。

また、ソルロンドのレア一行は不死の使命として地下墓地に注ぎ火の探究に向かいます。

そして【ソルロンドのレア】と【ソルロンドのヴィンス】は去り際に【炎の導きを…】と言い残しますので、ソルロンドの不死の使命は【注ぎ火の探究】ではないかと観測します。

しかしながら、宮崎ディレクターの発言と一致しないですね。

当然ではありますが、白教の不死に都合が悪いから旅に出てくれなんて言わないと思います。

少しまとめてみましょうか。

【白教の不死の使命として注ぎ火の探究と言い、ソルロンドから追放していたのではないでしょうか?】

これで矛盾は無くなります。

しかし問題はペトルスのその後のイベント。

カリムのロートレクから情報を買い、ペトルスと話す会話にあります。

 

【ソルロンドのペトルス】

 

…ああ、貴方ですか

ロートレク殿の、お仲間なのでしょう?

でしたら話は早い。お嬢様は、地下墓地の奥

巨人の棺を滑り降りた先にある、穴倉の中にいます

お供の2人も今や人でなく

お1人で泣いていらっしゃるでしょう

貴方なら、簡単に自由にできますよ

血筋ばかりの小娘に、何ができるはずもありませんからねえ…

クックックックッ…

 

 

何のつもりだ、愚か者が。下らん情に絆されたか

まあいい。貴様も亡者に落としてやる!

仲良く腐れダンスでも踊るがいい!

 

 

狼は羊の中にいる。亡者では、気をつけることだな…

ウェーハッハッハッ!

 

とソルロンドのペトルスは話します。

ここで一つ仮説を立てます。

【ソルロンドのペトルスは白教の不死が探究の旅に出される本当の理由を知っていたのではないでしょうか?】

この説でソルロンドのペトルスの行動原理は説明が付きます。

ここで次の問いに移りましょう。

 

  • 聖騎士リロイについて

聖騎士リロイとは白教に最初に生まれた不死とされています。

彼の装備のテキストを紹介しましょう。

 

【グラント】

 

はるか昔、不死となった聖騎士に託されたという

白教の伝説の宝具の1つ

尋常の人ならば持ち上げることもできぬ鉄塊であり

予め祝福され、また特に闇の者を屠る力を持つ

 

【サンクトゥス】

 

はるか昔、不死となった聖騎士に託されたという

白教の伝説の宝具の1つ

予め祝福されており、白い炎の加護があるが

その力の大半はすでに失われており

わずかなHP回復効果が残っているだけだ

 

【聖騎士一式】

 

地下墓地の聖騎士、リロイの装備

はるか昔、白教に最初に生まれた不死は

黄金の鎧に身を包む聖騎士だったという

聖騎士は二つの宝具、グラントとサンクトゥスを携え

神々の地ロードランの探究に旅立った

白教の不死の使命のはじまりである

 

上記のテキストが聖騎士リロイに関する資料になります。

が、これだけでは少し分かりずらいので補足を入れます。

聖騎士リロイは三人羽織のボス前にて協力してくれますが、墓王ニト前では悪霊として敵対します。

ですが、墓王ニト撃破後は聖騎士リロイは侵入してこなくなります。

そして聖騎士リロイ撃破後の墓王ニトのボス部屋では何者かの遺体と共に聖騎士一式が落ちています。

以上が補足になります。

ここで一つ仮説を立てましょう。

【聖騎士リロイは白教の最初の不死であり、墓王の眷属だったのではないか?】

という説です。

状況証拠的にこの説が一番濃厚であり、墓王ニト前のエリアにて悪霊侵入してくる理由と、墓王ニトのボス部屋にて遺体が落ちている理由にも繋がります。

そして三人羽織にて協力してくれる理由は墓王の眷属だったからなのではと思います。

三人羽織は墓王の力を盗んだのですから墓王の眷属が協力してくれる理由にも繋がります。

ここで次の問いに移りましょう。

 

  • 墓王ニトについて

墓王ニトとは最初に火を見出した最初の死者とOPで語られており、四王の1人でありあらゆる生の死を司っているとされています。

墓王ニトに関するアイテムのテキストを紹介しましょう。

 

【墓王の剣】

 

最初の死者、墓王ニトの眷属のみ持つ

死者どもの骨でできた剣

剣のまとう濃い死の瘴気は

あらゆる生命にとっての猛毒になる

 

【墓王の剣舞

 

最初の死者、墓王ニトの眷属のみ知る奇跡

周囲に何本もの墓王の剣を突き上げる

ニトは神々の眠る巨人墓地の最奥にあり

静かにすべての死を司り

眷属のもたらす「死に瞳」を待っている

 

【墓王の大剣舞

 

最初の死者、墓王ニトの眷属のみ知る奇跡

周囲に何本もの巨大な墓王の剣を突き上げる

眷属の中でも「大剣舞」を知る者はごく少なく

その力は多くの死の礎の上にある

それほどの死者がその瞳を奪われたのだろうか

 

【墓王ニトの王のソウル】

 

最初の死者、墓王ニトのソウル

火の時代の最初に見出された王のソウルの1つ

あらゆる生の死を司る墓王ニトは

その力のほとんどを死に捧げている

それでもなお、そのソウルは大きく

王の器を占めるに足るものだ

 

以上が墓王ニトに関するアイテムのテキストです。

ですが少し足りないと思いますので補足を入れます。

 

墓王ニトのボス部屋には無限に蘇る骸骨が三体、巨人骸骨が三体と配置されています。

合計六体の骸骨は墓王ニトを撃破することによって死亡し、また神聖武器を用いる事によって墓王ニト撃破前でも倒すことができます。

屍術師と同じ原理が働いてると思われます。

また、墓王の剣のテキストでは【剣のまとう濃い死の瘴気】と明記されていますので、死の瘴気の正体は墓王の剣の猛毒の効果かと推測します。

 

ここまで一応僕の解釈で述べていきましたが、どうでしょうか?

もし墓王ニトの死の瘴気の正体が墓王の剣の猛毒だったとすると、色々噛み合わない点がありますね。

話せば長くなりますが、OPにて語られていた死の瘴気は本当に【死の瘴気】だったのでしょうか?

この点に関しては深堀すればするほど矛盾が生じてしまいますので、一旦ここで切ります。

次の問いに移りましょう。

 

  • 屍術師について

最初の方でも解説しましたが、ここでもう一度深く解説しましょう。

結論から言いますと、屍術死の力の根源は墓王ニトにあるかと思います。

なので、地下墓地の屍術死の力は墓王ニトの力の一部ではないかと僕は観測します。

巨人骸骨の屍を操るのは作中では墓王ニトのみですからね。

この観測が現状出しうる答えとしては一番濃厚かと思います。

しかし、同じような効果を持つ呪術がありましたね。

そう、イザリスのクラーナから教わることの出来る【不死の魅了】です。

テキストを紹介しましょう。

【不死の魅了】

 

イザリスのクラーナの教える特別な呪術

不死人を魅了し、一時的に味方とする

生命とは炎に惹かれるものであり

こうした業もまた呪術の一側面であろう

性別に関係なく使用できる

 

と明記されております。

ここで僕の解釈を述べていきます。

屍術師は各テキストにて【屍術師】と説明されています。

【屍】と明記されているということは、死んだ者を術によって操っていたのではないかと観測します。

ではイザリスのクラーナの教える不死の魅了との違いは何なのか?

それこそ【屍を操る術】と【不死人を操る術】の違いかと思います。

墓王ニトはあらゆる生の死の力を司っています。

だからこそ【屍】を操ることができたのではないかと推測します。

では【不死人を操る術】の不死の魅了とは何なのか?

これを解き明かす鍵は呪術にあります。

呪術とは熾し、それを御する業でありますので、前提が違います。

火に惹かれる者、言い換えれば不死人しか操れないのです。

これが【屍術師】と【不死の魅了】の違いかと僕は観測します。

後程この点に関しても深堀しますので、少々お待ち下さい。

次の問いに移ります。

 

邪教の徒とは過去に地下墓地と巨人墓地に攻め入ったとされる邪教の信徒とされています。

実際に巨人墓地では【邪教の盾】というアイテムが入手できますので、そのテキストを紹介します。

邪教の盾】

 

禍々しい邪教の盾

神の武器、雷を防ぐことができる

神に敵する邪教の徒は

あるいは神殺しのために

最初の死者、墓王ニトの力を盗もうとし

志半ばにして力尽きたようだ

 

と明記されております。

巨人墓地にて邪教の徒が攻め入った形跡は見当たりませんが、テキストを読む限りでは過去に邪教の徒が墓王ニトの力を欲して攻め入ったのは確定情報かと思います。

では邪教の徒とは一体何なのか?

また、邪教の徒はどこから湧いてきたのか?

その点を深堀していきます。

 

まず、武器の派生に邪教派生というものがあります。

聖武器を+5まで強化し、そこから派生することができる武器の属性です。

主に神殺しの力とされており、神に対して特攻の乗る属性派生です。

しかし、邪教派生にするには特殊な種火が必要になります。

その種火というのがエレーミアス絵画世界にて入手することができる【暗い種火】というアイテムです。

【暗い種火】

 

武器を進化させるために必要な種火

暗い種火は永く協会に秘匿される禁忌であり

それを知る鍛冶は誰も生きていない

+5の神聖の武器を、邪教の武器に進化させる

邪教の武器は+5まで強化できる)

邪教の武器は神狩りの武器であり

神の一族やその信徒たちに有効となる

 

このテキストから読み取ることができる事は秘匿されるべき禁忌の力であるという事と、邪教を扱うことのできる鍛冶はすでに誰も生きていないという事です。

また、邪教の武器に進化させることのできる暗い種火がエレーミアス絵画世界にて手に入るという事は

邪教の徒はエレーミアス絵画世界からきたのではないか説】です。

エレーミアス絵画世界は罪の女神ベルカの領域内ですので、罪の女神ベルカの信徒が邪教の徒という事になります。

ここで次の問いに移ります。

 

  • エレーミアス絵画世界と半竜プリシラについて

上記でも述べた通り、邪教の徒は罪の女神ベルカの信徒かと思います。

ではエレーミアス絵画世界とは何なのか?

その点を深堀していきます。

ではまず、エレーミアス絵画世界に関するアイテムと、そのテキストを一部紹介しましょう。

 

【火炎噴流】

大沼では知られない呪術

手のひらから火炎を噴き出す

呪術は必ずしも大沼のものでなく

各地に名も知れぬ呪術師が存在すると言われる

この呪術もまた、そうした術師の業なのだろう

 

【酸の噴射】

 

大沼では知られない呪術

武器や防具を傷める酸を噴射する

呪術は必ずしも大沼のものでなく

各地に名も知れぬ呪術師が存在すると言われる

この呪術もまた、そうした術師の業なのだろう

 

 

プリシラの短剣】

 

エレーミアス絵画世界に封印された禁忌

半竜プリシラの尾から生まれた武器

希少なドラゴンウェポンの1つ

生命狩りの力を帯びており、舞うような剣技は

白衣の絵画守りたちに通じるものがある

 

【生命狩りの鎌】

 

エレーミアス絵画世界に閉じ込められた

純白の半竜プリシラのソウルから生まれた鎌

神々さえ恐怖した生命狩りの力を持つが

半竜ならざる者がその力を振るえば

その力は使用者にもはね返ってしまう

 

【半竜プリシラのソウル】

 

エレーミアス絵画世界に閉じ込められた

純白の半竜プリシラのソウル

特別な存在は特別なソウルを有する

不義の子にして生命の敵である半竜のソウルは

使用により莫大なソウルを獲得するか

他にない武器を生み出せる

 

以上が観測に使用するアイテムとテキストです。

ですが、考察材料が足りないかと思いますので少し補足を入れます。

エレーミアス絵画世界では汎用MOBとして鬱血亡者という呪術と猛毒を扱う敵が襲ってきます。

同時に、とあるアイテムも入手することができます。

そのアイテムというのが【たまごくだし】というアイテムです。

このアイテムの効果は【体に寄生した卵を除去する】という効果です。

基本的にはクラーグの住処のNPCである【大沼のエンジー】から購入することができるアイテムです。

そして、エレーミアス絵画世界では【黄の王ジェレマイア】という悪霊NPCに侵入されます。

その黄の王ジェレマイアの使用するスペルというのが混沌の従者+1で入手することができる【混沌の大火球】と、エレーミアス絵画世界にて入手することのできる【火炎噴流】という二つのスペルです。

また、【火炎噴流】と【酸の噴射】のテキストではどちらも【大沼では知られない呪術】と記載されています。

呪術に関しての補足はここまでです。

ここからは半竜プリシラについての補足を述べていきます。

 

半竜プリシラからは二つの武器を入手することができます。

プリシラの短剣】と【生命狩りの鎌】ですね。

プリシラの短剣】は半竜プリシラの尻尾を切ることで入手することができるドラゴンウェポンです。

生命狩りの力を帯びているとテキストに記載されていますが、実際には邪教の力が込められています。

次に【生命狩りの鎌】について

こちらのテキストでも生命狩りの力が込められていると記載されていますが、実際には出血の力が込められています。

そして半竜ならざる者が使用するとその力が使用者にはね返ると記載されていますが、武器を振るうごとに使用者にも出血ゲージが溜まります。

では最後に【半竜プリシラのソウル】について

【半竜プリシラのソウル】では【特別な存在は特別なソウルを有する】と記載されていますが、一体どういうことでしょうか?

プリシラの短剣と生命狩りの鎌では邪教の力と出血の力という属性派生になっています。

この半竜プリシラのソウルにて記載されている【特別な存在は特別なソウルを有する】というテキストの示す意味とは一体何なのでしょうか。

 

以上が補足になります。

少し長くなりましたが、一度まとめてみましょうか。

  • エレーミアス絵画世界では呪術を使用する亡者が登場したり、大沼では知られない呪術が入手できます。このことから【エレーミアス絵画世界に火を見出したイザリスの娘の一人が居たのではないでしょうか。
  • エレーミアス絵画世界では【大沼のエンジー】から入手することができる【たまごくだし】というアイテムを入手することができますが、エレーミアス絵画世界にも呪術の文化が栄えていたのではないでしょうか。
  • 黄の王ジェレマイアはイザリス独自の呪術である【混沌の大火球】と、エレーミアス絵画世界独自の呪術である【火炎噴流】を使用しますが、その理由こそエレーミアス絵画世界に呪術の文化が栄えていたという理由になるのではないでしょうか。
  • プリシラの短剣は邪教派生ですが、この邪教派生の力こそ禁忌の力なのではと思います。
  • では生命狩りの鎌の出血属性は一体何の力なのでしょうか、また何故使用者にはね返ってしまうのでしょうか。

一応これが僕の観測です。

ここから次の問いに移りましょう。

 

  • 生命狩りの鎌について

上記でも述べました通り、生命狩りの鎌は出血属性の武器です。

同時に使用者にはね返ってしまうという特殊効果付きの武器です。

このはね返るという特性が邪教の力と解釈もできます。

しかし、1つ疑問が浮かびます。

何故生命狩りの鎌は【デーモンの楔】によって強化することのできる武器なのでしょうか。

この点を深堀していきます。

まず結論から言いますと、生命狩りの力とは本質的に混沌の力なのではないでしょうか?

デーモンの楔によって強化できるからという理由ではありません。

実は同じように使用者にはね返る武器があります。

その武器というのが混沌の魔女クラーグのソウルから錬成することができる【混沌の刃】という武器です。

テキストを紹介します。

 

【混沌の刃】

混沌のデーモンと化したイザリスの魔女の娘

クラーグのソウルから生まれた刀

クラーグの混沌の性質だけを受け継ぎ

刀身には特徴的な班流紋が浮かんでいる

敵と同時に持ち主も蝕む魔剣

 

と明記されています。

人間性により威力の増す混沌の武器であり、出血属性が付いている特殊な武器です。

そして重要なのが【敵と同時に持ち主も蝕む】という特徴です。

生命狩りの鎌は振るう度に出血ゲージが溜まっていき使用者にはね返りますが、混沌の刃は振るう度にHPが徐々に減少していきます。

少しまとめてみましょうか。

  • 生命狩りの力とは本質的には混沌の力なのではないでしょうか。
  • また、混沌の力も本質的には生命狩りの力なのではないでしょうか。
  • 混沌の刃に出血の力と混沌の力が付与されていて、生命狩りの鎌と同様に使用者を蝕む性質である理由にも繋がります。

以上が僕の観測になります。

少しずつ繋がってきましたね。

では次の問いに移りましょう。

 

  • 改めて邪教の徒とは何なのか

いきなり話が飛びましたが、ここで原点回帰です。

実際に観測のできる邪教の徒について深堀していきましょう。

結論から言いますと、地下墓地と巨人墓地に攻め入ったとされる邪教の徒の生き残りは車輪骸骨なのではと思います。

何故この結論に至ったのか。

理由は単純で、地下墓地の車輪骸骨だけ異様に浮いた存在であると思ったからです。

完全にあれは捨て身の攻撃ではありませんか?

しかもあのデザインは完全に人工物です。

そして屍術師に操られている様子もありません。

どう考えてもあの骸骨車輪はひと際浮いた存在であると思います。

ここまで話せば僕が何を言いたいのかが分かったかと思います。

何故にエレーミアス絵画世界にもあの車輪骸骨が住みついていたのでしょうか。

理由は簡単で、車輪骸骨こそエレーミアス絵画世界の邪教の徒の一部ではないかと思います。

他にも邪教の徒と思わしきMOBやNPCは居ますが、車輪骸骨ほど観測が容易なMOBはいませんので、今回紹介しました。

もちろん車輪骸骨だけが邪教の徒とは思っていませんし、邪教の徒の軸となるMOBも居るかと思いますが、観測は非常に困難でありますので今回は省きます。

次の問いに移ります。

 

さあきました。すべての元凶はこの骸骨鍛冶屋バモスです。

彼の会話を一部紹介しましょう。

 

【骸骨鍛冶屋バモス

 

まったく、話などないと、言っとろうに…

ワシがおのれの役に立つとすれば、鍛冶だけじゃ

小ロンドで見た、あのすばらしい種火でもあれば、もっとじゃが

あの街は、とうに水没してしまったからのう…

 

 

…ん、それは…

…小ロンドの種火じゃな…

…よい種火じゃ…

どうだ?それをワシに預けてみんか?

おのれにも、炎の神髄を見せてやるぞい

 

以上が骸骨鍛冶屋バモスの会話ですが、これらは【大きな炎の種火】に関する会話です。

小ロンド遺跡にて拾うことができる【とても大きな種火】の会話ではありません。

【大きな炎の種火】はデーモン遺跡にて拾うことができる種火ですが、その種火を見て小ロンドの種火と骸骨鍛冶屋バモスは言います。

また、事前に小ロンド遺跡は既に水没したという旨の話を聞くことができますが、とても大きな種火を見せても一切の興味を示しません。

さあ、一体どういう事なのでしょうか?

 

  • まとめ

これで一通りの状況証拠は揃いました。

しかし、前回同様に僕は一切まとめるつもりはありません。

僕自身もう結論は出していますが、まだまだ謎は残っています。

次の記事では混沌の廃都イザリス及びイザリスの魔女達について深堀する予定です。

ただ予定は未定なので、あまり期待しないでいただくと助かります。

そして、未回収のままで骸骨鍛冶屋バモスは終わっていますが、いつか深堀します。

 

ここからは話が変わります。

基本的にダークソウルという作品はプレイヤーの紡ぐ作品であります。

プレイヤーの数だけ世界線と可能性が分岐する作品と僕は捉えています。

なので僕の記事を読んで頂けた方は一度考えてみてください。

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

小ロンド遺跡と王の器についての考察

記念すべき第一回目の考察は小ロンド遺跡と王の器について。

僕なりの観測で考察していきますが、ダークソウルという作品はプレイヤーの数だけ可能性が分岐します。

なので「こういう解釈もできるよ!」「その結論に至るには少し早計ではありませんか?」等、色々な意見があるかと思います。

ほんの些細なことでも構いません。

答えることの出来る範囲の質問であれば基本的にお答えします。

では始めていきますね。

【目次】

  • 王の器について
  • 大王の封印について
  • 小ロンド遺跡の封印の番イングウァードについて
  • 封印の番について
  • 小ロンド遺跡について
  • アストラのアナスタシアについて
  • 女神の騎士ロートレクと封印の番について
  • 四人の公王について
  • RE アストラのアナスタシアについて
  • まとめ

 上から順に余すことなく説明していきますね

 ※RE アストラのアナスタシアについてが今回の追伸部分です。

  • 王の器について

皆さんご存知の通り、ダークソウル1では王の器を入手するまで転送を使うことが出来ません。

では何故王の器が無ければ転送が出来ないのか?

その点を深堀していきます。

まず結論から言いますと、王の器が転送を司っている訳ではありません。

王の器を持っていると転送が出来るようになるだけです。

もっと分かりやすく言いましょうか。

「王の器を所持していなくても転送できる場所があります」

実際に検証してきました。

結論から言いますと「深淵」の領域だけ篝火間の転送が出来ます。

手順を書いておきますので、試したことが無い方は一度試してください。

  1. 【アストラのアンドレイ】から20000ソウルで【アルトリウスの紋章】を購入or【アストラのアンドレイ】を殺害し【アルトリウスの紋章】を入手
  2. 【黒い森の庭】の扉を【アルトリウスの紋章】で開き【灰色の大狼シフ】を撃破し【アルトリウスの契約】を入手
  3. 【小ロンド遺跡】を封印している【封印の番イングウァード】を殺害し【封印の鍵】を入手
  4. 【封印の鍵】で開いた先のレバーを動かし、【飛竜の谷】と【小ロンド遺跡】を隔てる水門を解放する
  5. 【アルトリウスの契約】を装備し【四人の公王】を撃破する

この手順を踏むことで王の器を所持していなくても転送を使用することができます。

ただ、この時点で訪れることの出来るエリアはアノールロンドまでですので【火継ぎの祭祀場】【城下不死教区】【太陽の祭壇】【最下層】【混沌の娘】【灰の湖】【地下墓地】【巨人墓地】【アノール・ロンド】【暗月の霊廟】までしか転送はできません。

そしてかなりメタ的な事を言うと【詰み防止策】のための転送機能でしょう。

一度【深淵】で休息してしまうと徒歩では帰れませんので。

ここで終わらせてもよいのですが、次の点で気になることがあります。

 

  • 大王の封印について

【王の器】を【火継ぎの祭壇】に置く前に【巨人墓地】【アノール・ロンド】【デーモン遺跡】に訪れると「謎の黄色い霧」に行く手を阻まれます。

実際に近づくと【大王の力で封印されている】と表記が出ます。

上記で述べた通り【王の器】を【火継ぎの祭壇】に置くことで大王の封印は解けますが、何を思って封印していたのでしょうか。

共通点といえば【王のソウル】【分け与えられた王のソウル】を所持している者が各地にいるくらいでしょうか。

しかしこの説を提唱するには1つ矛盾が生じます。

「何故【小ロンド遺跡】は封印しなかったの?」

不思議ですよね。

大王の力では封印できない理由が何かあったのでしょうか?

ここで次の問いに移ります

 

  • 小ロンド遺跡の封印の番イングウァードについて

勘の良い方は薄々気づいていたかと思います。

【小ロンド遺跡】は大王の力に代わり【封印の番イングウァード】が封印していたのです。

ここで少し彼の台詞を紹介しましょう。

 

「王の器入手前の【封印の番イングウァード】の台詞」

 わしは、封印の番じゃ

ダークレイスの主、四人の小王を封じておる

ダークレイスは、人と、ソウルで生きる全ての敵

この小ロンドは、奴らを生み

ただそれを封じるために、滅びたのじゃ

…それほどに、あれは恐ろしい存在なのじゃよ…

 

「王の器入手後の【封印の番イングウァード】の台詞」

 お前さん…王の器をもっとるのか…

そうか、お前さんが…

お前さんの目的は、分かっちょる

わしの封印しとる、四人の小王に用があるのじゃろう

これが、封印の鍵じゃ

四人の小王は、この遺跡の最深部におる

この鍵で、封印を解き…水門を開いて、進がよい

…ああ、それから、ひとつ忠告じゃ

奴らは、深淵と呼ばれる、闇に住んでおる

そのは、尋常な人の赴ける場所ではないが…

はるか昔、騎士アルトリウスだけが、深淵を歩いたという

彼を探し、力を借りれば

あるいは、深淵にはいれるかもしれぬぞ…

 

「四人の公王撃破後の【封印の番イングウァード】の台詞」

…そうか。四人の小王を倒したか

さすがはお前さん、王の器の勇者じゃ

これで、わしの役目も終わりじゃな…

少しばかり、太陽が懐かしくなってきたところじゃ…

丁度よいわ…

 

以上が【封印の番イングウァード】の台詞ですが、条件によって聞くことの出来る台詞は違いますね。

ここから少し深堀してみましょうか。

【王の器】入手前ではダークレイスと四人の小王がどういう存在かという台詞しか聞くことができませんが

【王の器】入手後は【深淵】に赴く方法を聞くこともできます。

 

上から順に僕の解釈を述べます。

【王の器】を所持していない者には【封印の鍵】を渡すことができず、深淵の赴き方についても話すことはできない。

しかし【王の器】を所持している者には【深淵】への赴き方についても話すということは

【アノール・ロンド】【巨人墓地】【デーモン遺跡】を封じた大王から直々に【小ロンド遺跡】の封印を任せられていたのではないでしょうか?

また【王の器】を手に入れた者に【封印の解き方】と【深淵への赴き方】を教えるように大王が命じたのではないでしょうか?

そして【四人の公王】の住処である【小ロンド遺跡】は、大王の力であっても封印できなかったのではないでしょうか?

【王の器】を所持しているということは【王の探究者フラムト】から不死の使命を聞いているはずです。

であるなら新たな闇の者が生まれることも無く【封印の番イングウァード】も安心して小ロンドの封印を解くこともできるという事だと僕は思います。

物語の流れ的に見ればの話ですが。

 

ここから繋げて次の問いに移ります。

 

  • 封印の番について

こちらでは【封印の番イングウァード】ではなく【封印の番】について深堀します。

元々【封印の番】は三人存在したそうです。

そのテキストをご紹介します。

 

【封印者の仮面】

小ロンドを水底に沈め

闇に落ちた四人の公王とダークレイスを封印した

封印の魔術師たちの仮面

封印者として永遠に生きる覚悟と

犠牲になった者たちへの贖罪を示すものだが

三人いた封印者の二人は

永遠の任に飽き、既に小ロンドを捨てている

 

上記のテキストから読み取れる通り元々三人いたそうですが、内二人は永遠の任に飽きて小ロンドから旅立ったそうです。

ではその二人は何処に旅立ったのでしょうか?

元々【封印の仮面】と【紅一式】は【病み村】で入手することができます。

ここで【紅一式】のテキストを一部紹介しましょう。

 

【紅一式】

封印の魔術師たちは、元来癒し手と呼ばれ

鮮やかな紅の衣装はその象徴であった

 

とあります。

【封印の魔術師たち】は元々【癒し手】であったそうです。

そして【病み村】ではもう一つ【治癒】という重要な魔術が拾えます。

 

【治癒】

かつての小ロンドの封印者の一人

赤衣のユルヴァの魔術

出血およびあらゆる毒の蓄積を減らし

またあらゆる毒状態を解除する

小ロンド独特の治癒の魔術の1つ

彼女は、病み村で治癒術をふるうために

封印の任を捨てたのだろうか

 

【治癒】は元々【小ロンド】独特の魔術ということが分かりましたね。

 

そして【封印の仮面】【紅一式】【治癒】が病み村で拾えるという事は

【元々三人居た封印者の一人は病み村に旅立った】

と観測できます。

 

では最後の内1人は何処に旅立ったのでしょうか?

ヒントは【封印の番イングウァード】の使う武器にありました。

 

【封印の錫杖】

小ロンドを水底に沈め

闇に堕ちた四人の公王とダークレイスを封印した

封印の魔術師たちの錫杖

 

【封印の魔術師たち】と明記されていますので【封印の番イングウァード】専用の武器ではないことが分かりましたね。

なので【封印の錫杖】を所持しているNPCが【最後の封印者の内1人】であるという事になります。

そして【最後の封印者の内1人】

結論から言いますと【女神の騎士ロートレク】の付き添いです。

 

【女神の騎士ロートレク】とのイベントを進めると【アストラのアナスタシア】が何者かに殺害されます。

その遺体を調べると【薄汚れた一式】【血濡れたスカート】【黒い瞳のオーブ】を入手することができます。

その後【アノール・ロンド】で【黒い瞳のオーブ】を使い【女神の騎士ロートレク】の世界に侵入することで【封印の錫杖】を持つNPCに会うことができ、【封印者の仮面】を被ってはいませんが【紅一式】を装備しています。

この【最後の封印者の一人】が【女神の騎士ロートレク】の付き添いの者である可能性が非常に高いのです。

では次の問いに移ります。

 

  • 小ロンド遺跡について

上記でも述べましたが、小ロンド遺跡は水によって封印されています。

では何故水なのでしょうか?

その点を深堀していきます。

ここで【封印の番イングウァード】の持つ【封印の鍵】と、【病み村】で拾える【小ロンド遺跡の鍵】のテキストを紹介します。

 

【封印の鍵】

闇に堕ちた四人の公王の封印たる

小ロンドの水門を開くための鍵

四人の公王とダークレイスを封じるため

封印者は、民人諸々、街を水底に沈めた

かつて小ロンドの豊かな文化は失われ

民草は死して呪われた亡霊となった

 

【小ロンド遺跡の鍵】

小ロンドと飛竜の谷を隔てる鉄格子の鍵

呪われた亡霊が徘徊する小ロンド遺跡は

その危険さと、闇を封印したという言い伝えにより

何物も近づけぬよう封鎖されているのだ

 

と明記されていますね。

注目すべきは

【民人諸々、街を沈めた】

【豊かな文化は失われ、民草は死して呪われた亡霊となった】

【何者も近づけぬよう封鎖されているのだ】

という点。

全て繋げて結論を出しましょう。

 

元々小ロンドは豊かな文化が栄えていた

しかしダークレイスと四人の公王が生まれたために、大王が人民諸々小ロンドを封印した

その結果人民は呪われ、亡霊となって徘徊し始めた

このままじゃいけないと思い、飛竜の谷に通じる二つの通路を何者も近づけぬよう封鎖した

 

しかしこの結論も矛盾が生じてしまいます。

【火継ぎの祭祀場と小ロンド遺跡が繋がってるのは何故?】

この点に関しても深堀していきます。

結論から言いますね。

【アストラのアナスタシア】が【小ロンド遺跡】の封印された本当の理由について知っていたからではないでしょうか?

ここから繋げて次の問いに移ります。

 

  • アストラのアナスタシアについて

上記で述べた通り【アストラのアナスタシア】は【小ロンド遺跡】の封印された本当の理由について知っていたと僕は観測します。

ここで【闇撫でのカアス】の会話を紹介します。

 

【闇撫でのカアス】

 

…ようこそ、不死の勇者よ

我は、世界の蛇、闇撫でのカアス

貴公ら人を導き、真実を伝える者だ

では、我は隠さず真実を語ろう

…かつて火のはじまり、貴公ら人の祖先は

古い王たちの後に、四つ目のソウルを見出した

闇のソウルだ

貴公らの人の祖先は、闇のソウルを得て、火の後を待った

やがて火は消え、闇ばかりが残る

さすれば、貴公ら人、闇の時代だ

…だが

王グウィンは、闇を恐れた

火の終わりを恐れ、闇の者たる人を恐れ

世界の理を恐れた

だから奴は、火を継ぎ、自らの息子たちに、人を率い、縛らせた

貴公ら人が、すべて忘れ、呆け、闇の王が生まれぬように

…我は世界の蛇

正しい時代を、王を探すもの

だが、もう1人の蛇、フラムトは、理を忘れ

王グウィンの友に堕ちた

よいか、不死の英雄よ

我カアスが、貴公に、正しい使命を伝えよう

理に反して火を継ぎ、今や消えかけの王グウィンを殺し

そして、四人目の王となり、闇の時代をもたらすのだ 

 

と語っています。

【闇撫でのカアス】視点での会話であり、これが本当かどうかは分かりません。

しかし【王グウィン】の行った行為を彼は知っています。

注目すべきは【貴公ら人が、すべて忘れ、呆け、闇の王が生まれぬように】という会話。

僕なりの観測を述べます。

 

大王は四つ目の闇のソウルを見出した四人の小王を封印しようとしました。

闇のソウルを持つ者によって【神の時代から人の時代】に移り変わらぬように 。

では何故【アノール・ロンド】【デーモン遺跡】【巨人墓地】同様に大王の力で封印しなかったのでしょうか?

その結果こそ小ロンド遺跡ではないかと観測します。

闇のソウルを見出したという事象は大王にとっては秘匿し通したかったのでしょう。

上記でも言いましたが【神の時代から人の時代】に移り変わってしまうのですから。

だからこそ文化人民諸々小ロンドを封印したのでしょう。

闇のソウルを見出したという事象を忘れ呆けさせ、無かったことにするために。

 

どうでしょうか?

大王の力を使い封印するだけでは文化も人民も言い伝えも無かったことにはできません。

だからこそ沈めるという手段で封印したのでしょう。

 

話が飛んでしまいましたが【アストラのアナスタシア】に戻りましょう。

上記で述べた王グウィンの真実を【アストラのアナスタシア】は知っていたのではないでしょうか?

ここで【心の折れた戦士】の会話と【血濡れたスカート】のテキストを少し紹介しましょう。

 

【心の折れた戦士】

あの女が、間違っても神の名を呼ばないように

故郷の連中が舌を抜いちまったんだろう

 

【血濡れたスカート】

元は聖女の白いスカートだったのだろうが

逃げ出さぬよう何か切り落とされたのか

べっとりと血に濡れ、今は見る影もない

 

だからこそ、動けないように足は切り落とされ、何も話せないように舌は切り落とされ、【女神の騎士ロートレク】には監視されているのだと観測します。

本当に惨いことをしますよね。

では何故【女神の騎士ロートレク】に監視されていたのでしょうか?

また、誰に足と舌を切り落とされたのでしょうか?

ここで次の問いに移ります。

 

  • 女神の騎士ロートレクと封印の番について

彼は何故【アストラのアナスタシア】にあれほど執着していたのでしょうか?

そして【封印の番】が【女神の騎士ロートレク】と行動を共にしていた本当の理由とは一体何だったのでしょうか?

その点に関して深堀してみましょうか。

【封印の番】がどこまで知っていたかは分かりません。

しかし、永遠の任に飽きたと【封印の仮面】では明記されています。

飽きたということは、大王が【小ロンド遺跡】を封印した本当の目的までは知らなかったと推測します。

だとするなら【封印の番】【アストラのアナスタシア】【女神の騎士ロートレク】の関係性が繋がりますね。

結論から言いますと【アストラのアナスタシア】の足と舌を切り落としたのは【女神の騎士ロートレク】か、そのお付きの者です。

順を追って説明します。

【封印の番】は【アストラのアナスタシア】の話す言葉と、大王から言われていた任が噛み合わなかったのでしょう。

そして【アストラのアナスタシア】の話す言葉は真実であったとしても神を愚弄しています。

結果として【アストラのアナスタシア】は足と舌を切り落とされています。

【女神の騎士ロートレク】のお付きである行動原理にも説明がつきます。

 

 

  • 四人の公王について

僕の観測にはなりますが、話していきますね。

 

【封印の番イングウァード】と【闇撫でのカアス】は【四人の公王】の事を【四人の小王】と呼びます。

 

であるなら【四人の公王】は元々人だったのではないのでしょうか?

人が地位を取得し【王グウィン】から王のソウルを分け与えられ闇に堕ちたということです。 

ここで【四人の公王】の持つ王のソウルを見てみましょう。

 

【分け与えられた王のソウル】

闇に堕ちた4人の公王のソウル

火の時代の最初に見出された王のソウルの一部

かつて四人は小ロンドの偉大な指導者であり

特にグウィン王に見え、公王の位を授かり

その偉大なるソウルを分け与えられた

それは一部とはいえ、王の器を占めるに足るものだ

 

と明記されています。

しかし四人の公王は【四体のボス】ではなくHPが続く限り5体目6体目も出現しますし周回を重ねたデータでしたら4体目を撃破しても【四人の公王】のHPは0になりません。

また一週目のデータでは一体目の時点で撃破が可能です。

 

人が完全に闇に堕ちると実体が無くなるのでしょうか?

この点に関してはまだまだ検証の余地がありますのでこの辺で。

次の問いに移ります。

 

  • RE アストラのアナスタシアについて

お待たせしました。

ここからがこの記事の追伸項目です。

【アストラのアナスタシア】は【王の器】に【王のソウル】を満たした後に話しかけるとこのような会話を聞くことができます。

 

【アストラのアナスタシア】

…あなたが、火を継いでくださるのですね

…ありがとう、ございます

…これで、不死の呪いも消え、私も、人として死んでいけます

…私では、何もできませんが

…すべてを、あなたのために捧げましょう

…どうか、皆を、救ってください…

…お願いします

 

 

上記の会話で重要な点は「…これで、不死の呪いも消え、私も、人として死んでいけます」という点です。

【王グウィン】の後継として火を継げば不死の呪いも消えるということでしょう。

しかし何故そのことを【アストラのアナスタシア】は知っているのでしょうか?

この点を深堀してみましょう。

 

まず、【火を継げば不死の呪いも消える】という旨の話をするのは【アストラのアナスタシア】を除き

【王の探究者フラムト】

【太陽の光の女神グウィネヴィア】

そしてOPの【ナレーション】です。

 

【王の探究者フラムト】

不死人の勇者よ。お主の使命は…大王グウィンを継ぐことじゃ

かの王を継ぎ、再び火を熾し、闇をはらい不死の徹をはらうことじゃ

そのためには、まず、王都アノール・ロンドで王の器を手に入れなければならぬ

 

【太陽の光の女神グウィネヴィア】

お願いです

大王グウィンの後継として、世界の火を継いでください

そうすれば、人の世の夜も終わり

不死の現れもなくなるでしょう

世界の蛇、王の探究者フラムトが、貴方を導いてくれるはずです

 

【ナレーション】

だが、やがて火は消え、暗闇だけが残る

今や、火はまさに冷えかけ

人の世には届かず、夜ばかりが続き

人の中に、呪われたダークリングが現れ始めていた

 

少し僕の解釈を述べます。

【王の探究者フラムト】は【大王グウィン】の親友であり王の探究者なので【火を継げば不死の呪いも消える】旨の話を知っていても当然でしょう。

【太陽の光の女神グウィネヴィア】も知っていて当然でしょう、【大王グウィン】の遺物である【王の器】を試練を越えた不死の英雄に渡すのが彼女の使命なのですから。

同様に【暗月の神グウィンドリン】も知っていて当然でしょうね。

【ナレーション】に関してはダークソウルという物語を語る上で不可欠なのではと僕は思います。

 

では【アストラのアナスタシア】に関してはどうでしょうか?

ここでもう一つ。

【王の器】に【王のソウル】を満たした後に【アストラのアナスタシア】に話しかけると【火継ぎの祭祀場】の篝火が最大限まで熾りエストの本数がMAXの20本まで増えます。

ダークソウルのNPCの中でも唯一プレイヤー以外に自らの意思で【明確に】エストの本数を増やせる火守女が【アストラのアナスタシア】なのです。

そして状況証拠的に【王グウィンが小ロンド遺跡を封印した本当の理由】も知っているのですから【アストラのアナスタシア】は古い時代に何か関係のある人物なのかもしれませんね。

 

 

 

  • まとめ

状況証拠は揃いましたね。

しかしまだ疑問は残っています。

【小ロンド遺跡を封印するのに使った水は一体何だったの?】

【何故水に沈まると呪われるの?】

【ダークレイスは一体何処から湧いてきたの?】

【そして何処から水を持ってきたの】

という点です。

僕自身結論は出ていますが未だに観測できていないことがあります。

それが【ダークレイスは一体何処から湧いてきたの?】という点。

この点に関しては本当に不可解なのです。

なので今後も観測は続けます。

 

ここから話は変わります。

一応【まとめ】と書いておりますが僕は纏めるつもりはありませんし結論も出すつもりはありません。

何故かと言いますと、まだまだ謎は残っていますからね。

また、【考察】というのは作品の一つの楽しみ方なのですから。

最後まで見て頂いた皆さんは一度考えてみてください。

上記でも述べましたが【ダークソウルという作品はプレイヤーの数だけ可能性が分岐します】

ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログ開設にあたっての最初のご挨拶及び、僕の考察理念について

数多に存在するブログから僕のブログに足を運んで頂き誠にありがとうございます。

初めましての方は初めましてですね。

ツイッターの方でちょくちょく考察していたVLLです。

また、基本的にこちらのブログではダークソウルという作品の考察をしております。

僕のブログに足を運んで頂けた皆様に、満足して頂けるような考察記事になるよう精進します。

だからといって堅苦しく見て頂く必要はありませんよ。

考察というのはあくまで作品の1つの楽しみ方なのですから。

僕の考察記事を見て頂いた方は一度思案してみてください。

疑問に思ったことを発言して頂くだけでも大丈夫です。

それだけでもしっかり考察になるのですから。

ですが、1つだけ守って頂きたく思う事があります。

「作品に対しての尊重の意を忘れない事」

この点だけはしっかり守って頂きたく思います。

作品及び作者様、製作者様に対する冒涜になってしまいますからね。

以上が最初のご挨拶及び、僕の考察理念です。

また、Twitterの方でも疑問に思った点を「#ダークリングで繋がれ」というタグで投稿しております。

…が、結構ガバガバな論証になることもありますし、普段の日常も多めに呟いております(オタク度強め)

それでも良いと思えた方はフォローして頂けると有難く思います。

そして、これからもよろしくお願いします。