地下墓地と巨人墓地から深堀するロードラン全体考察

第二回目の考察記事は【地下墓地と巨人墓地から深堀するロードラン全体考察】

僕の主観で考察しておりますので、辻褄の合わない点もあるかと思います。

ほんの些細なことでも構いません。

答えることのできる範囲の質問であれば基本的に何でもお答えします。

では始めていきます

【目次】

  • 地下墓地について
  • 黒い森の庭について
  • 三人羽織について
  • 聖職者及びソルロンドと白教について
  • 聖騎士リロイについて
  • 墓王ニトについて
  • 屍術師について
  • 邪教の徒について
  • エレーミアス絵画世界と半竜プリシラについて
  • 生命狩りの鎌について
  • 改めて邪教の徒とは何なのか
  • 骸骨鍛冶屋バモスについて
  • まとめ

 

  • 地下墓地について

基本的に「巨人墓地」は墓王ニトの死の瘴気の領域内とされています。

地下墓地の屍術死の持つ頭蓋ランタンにて明記されております。

 

 

【頭蓋ランタン】

地下墓地の屍術師の持つ頭蓋ランタン

長い髪の毛を紐がわりにぶら下げる

尋常の光を喰う墓王ニトの死の領域

巨人墓地を照らすことのできる灯り

炎属性を持つ打撃武器でもある

 

上記のテキストでも分かる通り「巨人墓地」は墓王ニトの死の瘴気の領域内ということが分かります。

逆に「地下墓地」は墓王ニトの死の瘴気の領域外であるということも分かりましたね。

だからこそ地下墓地の屍術死は他のMOBとは違い骸骨にならず、屍術師として生きていられたのだと思います。

ここで補足を入れておくと「頭蓋ランタン」が屍術死の力を司っている訳では無いと僕は思っております。

頭蓋ランタンは地下墓地を照らすことの出来る装備であり、屍術死の呪術の触媒です。

あの頭蓋ランタンが屍術師の術の本懐という解釈もできますが、少し不思議な点が残ります。

【何故屍術師は死ぬとリポップしないのでしょうか?】

この疑問に関しては本編では触れられていない点です。

なのでここからは僕の観測になります。

結論から言いますと、屍術死は自身の生を犠牲に地下墓地の骸骨を操っていたのではないでしょうか?

一応これで矛盾は無くなるかと思います。

少し話が反れましたが地下墓地についてもう少し深堀していきましょう。

上記でも述べた通り、屍術師を撃破しない限り骸骨は幾重にも復活します。

ここで【アストラのアンドレイ】と【ゼナのドーナル】の会話を一部紹介しましょう。

 

【アストラのアンドレイ】

黒い森の庭ってのは、俺にもよくわからない

だが、かつてあそこに、神聖の鍛冶がいたって噂があってな…

地下墓地あたりでどうしようもならなくなったやつらが

神聖の武器欲しさに、よくここを通るのさ

 

【ゼナのドーナル】

 

ふーむ…

色々と教えてあげよう

地下墓地の「注ぎ火」が欲しければ、神聖な武器を使うといい

よみがえる骸骨をおさえられるだろう

 

上記の会話から分かる通り、地下墓地には蘇る骸骨には神聖の武器が有効という事が分かりますね。

実際に祝福の施された武器や神聖派生の武器を振るうと、屍術師が生きている状態でも骸骨は蘇らなくなります。

この点に関しては特に問題はありませんが、アストラのアンドレイの会話に少し疑問が残ります。

【かつて黒い森の庭には神聖の鍛冶が居て、地下墓地でどうしようもなくなった奴らが神聖武器欲しさに黒い森の庭に訪れた】

という点です。

ここで次の問いに移りましょう。

 

  • 黒い森の庭について

黒い森の庭の月光蝶のボス部屋の先では神聖の種火を拾うことができ、石の騎士がMOBとして登場します。

その石の騎士の使う武器が「石の大剣」という武器ですが、テキストを紹介しましょう。

【石の大剣】

 

黒い森の庭の守護者

石の騎士の苔むした大剣

石の騎士は古い魔法の産物であるが

この剣もまた、魔法の力を帯びており

両手使いでその力が解放される

 

と明記されております。

ここで重要なのは【魔法の力を帯びており、両手使いでその力が解放される】という点です。

実際に使用すると周囲の敵を走れなくするスペルが使用できます。

このスペルは【穏やかな平和の歩み】というスペルですが、このスペルは【地下墓地】にて入手することができます。

テキストを紹介しましょう。

 

 

【穏やかな平和の歩み】

白教の知らぬ、辺境の奇跡の1つ

効果範囲内すべての歩みを遅くする

歩みを遅くするだけで、攻撃は普通にされるため

大抵は逃げるために使われるであろう奇跡

平和とは、つまりそれでまったくよいのだ

 

白教の奇跡では無いと明記されておりますね。

僕の言いたい事がなんとなく分かったかと思います。

ここで「アストラのアンドレイ」の会話と繋がるということです。

なんとなく繋がってきましたね。

実際にどうだったのかは分かりませんが、黒い森の庭の石の騎士の力をスペルとして取り入れた者が地下墓地に攻め入ったのかと思います。

黒い森の庭についてはここまで。

少し話が飛んでしまいますが、ご容赦いただければ幸いです。

次の問いに移りましょうか。

 

  • 三人羽織について

三人羽織とは地下墓地のボスですが、撃破することで入手することができるアイテムを四つ紹介しましょう。

 

 

【注ぎ火の秘儀】

注ぎ火にて、さらに大きく篝火えお育て

より多くのエストを得るための秘儀

聖職の伝承に秘密として伝わるが

儀式自体はすべての不死人が行える

しかし人は、不死となりはじめて

人間性の「使い途」を得るものなのか

 

 

【子の仮面】

墓王の力を盗んだ屍術師

地下墓地の主、三人羽織の仮面の1つ

この仮面は初々しい子のもので

スタミナ回復速度がわずかに上がる

 

 

【父の仮面】

墓王の力を盗んだ屍術師

地下墓地の主、三人羽織の仮面の1つ

この仮面は雄々しい父のもので

装備重量がわずかに増える

 

 

【母の仮面】

墓王の力を盗んだ屍術師

地下墓地の主、三人羽織の仮面の1つ

この仮面は優しい母のもので

HPがわずかに増える

 

以上が三人羽織から入手することができるアイテムですが、気になる点を箇条書きで挙げていきましょう。

  • 注ぎ火の秘儀は聖職の秘儀とされているが、何故かそれを三人羽織が持っている
  • 墓王から盗んだ力とは一体何なのか

 

この上記の謎を観測していきましょうか。

まず、三人羽織が盗んだとされる墓王の力とは【注ぎ火の秘儀】ではないかと思います。

墓王ニト前のエリアでも三人羽織はMOBとして出現しますが、その個体は仮面を落としませんので、地下墓地のボスとして登場した三人羽織が少し特殊なのではと思います。

また、各仮面は墓王ニト前のエリアの三人羽織も付けております。

なので消去法的に墓王から盗んだ力と言うのは【注ぎ火の秘儀】ではないかと。

これが僕の観測です。

また、三人羽織は火を用いた攻撃を行いますが、それは彼らが元は屍術師だったからなのではと僕は観測します。

ここで次の問いに移りましょう。

 

  • 聖職者及びソルロンドと白教について

墓王ニトに深堀する過程で必ずと言っていいほど聖職者、ソルロンド、白教に行き着きます。

宮崎ディレクターは白教の不死についてラジオではこのように述べております。

【白教の不死がロードランに不死の使命を果たしに来るのは、体のいい追放である】

【聖職者から不死が生まれるのは何かと都合が悪いので、使命と言って送り出してしまう】

とラジオにて述べているようです。

では本編でのソルロンドの不死の使命はどのようになっているのか。

ソルロンドのペトルスの会話を一部紹介しましょう。

 

【ソルロンドのペトルス】

 

不死の使命、ですか?

残念ですが、それは、申し上げられません

ただ、貴方は、私の教え子ですから、誠意次第では…

 

そうですね、他ならぬ貴方です。お話ししましょう

聖職における不死の使命とは、まず「注ぎ火」の探究です

「注ぎ火」は、人間性により、不死の篝火を育てる業

それにより、我らは英雄の力を得るのです

 

とソルロンドのペトルスは述べます。

また、ソルロンドのレア一行は不死の使命として地下墓地に注ぎ火の探究に向かいます。

そして【ソルロンドのレア】と【ソルロンドのヴィンス】は去り際に【炎の導きを…】と言い残しますので、ソルロンドの不死の使命は【注ぎ火の探究】ではないかと観測します。

しかしながら、宮崎ディレクターの発言と一致しないですね。

当然ではありますが、白教の不死に都合が悪いから旅に出てくれなんて言わないと思います。

少しまとめてみましょうか。

【白教の不死の使命として注ぎ火の探究と言い、ソルロンドから追放していたのではないでしょうか?】

これで矛盾は無くなります。

しかし問題はペトルスのその後のイベント。

カリムのロートレクから情報を買い、ペトルスと話す会話にあります。

 

【ソルロンドのペトルス】

 

…ああ、貴方ですか

ロートレク殿の、お仲間なのでしょう?

でしたら話は早い。お嬢様は、地下墓地の奥

巨人の棺を滑り降りた先にある、穴倉の中にいます

お供の2人も今や人でなく

お1人で泣いていらっしゃるでしょう

貴方なら、簡単に自由にできますよ

血筋ばかりの小娘に、何ができるはずもありませんからねえ…

クックックックッ…

 

 

何のつもりだ、愚か者が。下らん情に絆されたか

まあいい。貴様も亡者に落としてやる!

仲良く腐れダンスでも踊るがいい!

 

 

狼は羊の中にいる。亡者では、気をつけることだな…

ウェーハッハッハッ!

 

とソルロンドのペトルスは話します。

ここで一つ仮説を立てます。

【ソルロンドのペトルスは白教の不死が探究の旅に出される本当の理由を知っていたのではないでしょうか?】

この説でソルロンドのペトルスの行動原理は説明が付きます。

ここで次の問いに移りましょう。

 

  • 聖騎士リロイについて

聖騎士リロイとは白教に最初に生まれた不死とされています。

彼の装備のテキストを紹介しましょう。

 

【グラント】

 

はるか昔、不死となった聖騎士に託されたという

白教の伝説の宝具の1つ

尋常の人ならば持ち上げることもできぬ鉄塊であり

予め祝福され、また特に闇の者を屠る力を持つ

 

【サンクトゥス】

 

はるか昔、不死となった聖騎士に託されたという

白教の伝説の宝具の1つ

予め祝福されており、白い炎の加護があるが

その力の大半はすでに失われており

わずかなHP回復効果が残っているだけだ

 

【聖騎士一式】

 

地下墓地の聖騎士、リロイの装備

はるか昔、白教に最初に生まれた不死は

黄金の鎧に身を包む聖騎士だったという

聖騎士は二つの宝具、グラントとサンクトゥスを携え

神々の地ロードランの探究に旅立った

白教の不死の使命のはじまりである

 

上記のテキストが聖騎士リロイに関する資料になります。

が、これだけでは少し分かりずらいので補足を入れます。

聖騎士リロイは三人羽織のボス前にて協力してくれますが、墓王ニト前では悪霊として敵対します。

ですが、墓王ニト撃破後は聖騎士リロイは侵入してこなくなります。

そして聖騎士リロイ撃破後の墓王ニトのボス部屋では何者かの遺体と共に聖騎士一式が落ちています。

以上が補足になります。

ここで一つ仮説を立てましょう。

【聖騎士リロイは白教の最初の不死であり、墓王の眷属だったのではないか?】

という説です。

状況証拠的にこの説が一番濃厚であり、墓王ニト前のエリアにて悪霊侵入してくる理由と、墓王ニトのボス部屋にて遺体が落ちている理由にも繋がります。

そして三人羽織にて協力してくれる理由は墓王の眷属だったからなのではと思います。

三人羽織は墓王の力を盗んだのですから墓王の眷属が協力してくれる理由にも繋がります。

ここで次の問いに移りましょう。

 

  • 墓王ニトについて

墓王ニトとは最初に火を見出した最初の死者とOPで語られており、四王の1人でありあらゆる生の死を司っているとされています。

墓王ニトに関するアイテムのテキストを紹介しましょう。

 

【墓王の剣】

 

最初の死者、墓王ニトの眷属のみ持つ

死者どもの骨でできた剣

剣のまとう濃い死の瘴気は

あらゆる生命にとっての猛毒になる

 

【墓王の剣舞

 

最初の死者、墓王ニトの眷属のみ知る奇跡

周囲に何本もの墓王の剣を突き上げる

ニトは神々の眠る巨人墓地の最奥にあり

静かにすべての死を司り

眷属のもたらす「死に瞳」を待っている

 

【墓王の大剣舞

 

最初の死者、墓王ニトの眷属のみ知る奇跡

周囲に何本もの巨大な墓王の剣を突き上げる

眷属の中でも「大剣舞」を知る者はごく少なく

その力は多くの死の礎の上にある

それほどの死者がその瞳を奪われたのだろうか

 

【墓王ニトの王のソウル】

 

最初の死者、墓王ニトのソウル

火の時代の最初に見出された王のソウルの1つ

あらゆる生の死を司る墓王ニトは

その力のほとんどを死に捧げている

それでもなお、そのソウルは大きく

王の器を占めるに足るものだ

 

以上が墓王ニトに関するアイテムのテキストです。

ですが少し足りないと思いますので補足を入れます。

 

墓王ニトのボス部屋には無限に蘇る骸骨が三体、巨人骸骨が三体と配置されています。

合計六体の骸骨は墓王ニトを撃破することによって死亡し、また神聖武器を用いる事によって墓王ニト撃破前でも倒すことができます。

屍術師と同じ原理が働いてると思われます。

また、墓王の剣のテキストでは【剣のまとう濃い死の瘴気】と明記されていますので、死の瘴気の正体は墓王の剣の猛毒の効果かと推測します。

 

ここまで一応僕の解釈で述べていきましたが、どうでしょうか?

もし墓王ニトの死の瘴気の正体が墓王の剣の猛毒だったとすると、色々噛み合わない点がありますね。

話せば長くなりますが、OPにて語られていた死の瘴気は本当に【死の瘴気】だったのでしょうか?

この点に関しては深堀すればするほど矛盾が生じてしまいますので、一旦ここで切ります。

次の問いに移りましょう。

 

  • 屍術師について

最初の方でも解説しましたが、ここでもう一度深く解説しましょう。

結論から言いますと、屍術死の力の根源は墓王ニトにあるかと思います。

なので、地下墓地の屍術死の力は墓王ニトの力の一部ではないかと僕は観測します。

巨人骸骨の屍を操るのは作中では墓王ニトのみですからね。

この観測が現状出しうる答えとしては一番濃厚かと思います。

しかし、同じような効果を持つ呪術がありましたね。

そう、イザリスのクラーナから教わることの出来る【不死の魅了】です。

テキストを紹介しましょう。

【不死の魅了】

 

イザリスのクラーナの教える特別な呪術

不死人を魅了し、一時的に味方とする

生命とは炎に惹かれるものであり

こうした業もまた呪術の一側面であろう

性別に関係なく使用できる

 

と明記されております。

ここで僕の解釈を述べていきます。

屍術師は各テキストにて【屍術師】と説明されています。

【屍】と明記されているということは、死んだ者を術によって操っていたのではないかと観測します。

ではイザリスのクラーナの教える不死の魅了との違いは何なのか?

それこそ【屍を操る術】と【不死人を操る術】の違いかと思います。

墓王ニトはあらゆる生の死の力を司っています。

だからこそ【屍】を操ることができたのではないかと推測します。

では【不死人を操る術】の不死の魅了とは何なのか?

これを解き明かす鍵は呪術にあります。

呪術とは熾し、それを御する業でありますので、前提が違います。

火に惹かれる者、言い換えれば不死人しか操れないのです。

これが【屍術師】と【不死の魅了】の違いかと僕は観測します。

後程この点に関しても深堀しますので、少々お待ち下さい。

次の問いに移ります。

 

邪教の徒とは過去に地下墓地と巨人墓地に攻め入ったとされる邪教の信徒とされています。

実際に巨人墓地では【邪教の盾】というアイテムが入手できますので、そのテキストを紹介します。

邪教の盾】

 

禍々しい邪教の盾

神の武器、雷を防ぐことができる

神に敵する邪教の徒は

あるいは神殺しのために

最初の死者、墓王ニトの力を盗もうとし

志半ばにして力尽きたようだ

 

と明記されております。

巨人墓地にて邪教の徒が攻め入った形跡は見当たりませんが、テキストを読む限りでは過去に邪教の徒が墓王ニトの力を欲して攻め入ったのは確定情報かと思います。

では邪教の徒とは一体何なのか?

また、邪教の徒はどこから湧いてきたのか?

その点を深堀していきます。

 

まず、武器の派生に邪教派生というものがあります。

聖武器を+5まで強化し、そこから派生することができる武器の属性です。

主に神殺しの力とされており、神に対して特攻の乗る属性派生です。

しかし、邪教派生にするには特殊な種火が必要になります。

その種火というのがエレーミアス絵画世界にて入手することができる【暗い種火】というアイテムです。

【暗い種火】

 

武器を進化させるために必要な種火

暗い種火は永く協会に秘匿される禁忌であり

それを知る鍛冶は誰も生きていない

+5の神聖の武器を、邪教の武器に進化させる

邪教の武器は+5まで強化できる)

邪教の武器は神狩りの武器であり

神の一族やその信徒たちに有効となる

 

このテキストから読み取ることができる事は秘匿されるべき禁忌の力であるという事と、邪教を扱うことのできる鍛冶はすでに誰も生きていないという事です。

また、邪教の武器に進化させることのできる暗い種火がエレーミアス絵画世界にて手に入るという事は

邪教の徒はエレーミアス絵画世界からきたのではないか説】です。

エレーミアス絵画世界は罪の女神ベルカの領域内ですので、罪の女神ベルカの信徒が邪教の徒という事になります。

ここで次の問いに移ります。

 

  • エレーミアス絵画世界と半竜プリシラについて

上記でも述べた通り、邪教の徒は罪の女神ベルカの信徒かと思います。

ではエレーミアス絵画世界とは何なのか?

その点を深堀していきます。

ではまず、エレーミアス絵画世界に関するアイテムと、そのテキストを一部紹介しましょう。

 

【火炎噴流】

大沼では知られない呪術

手のひらから火炎を噴き出す

呪術は必ずしも大沼のものでなく

各地に名も知れぬ呪術師が存在すると言われる

この呪術もまた、そうした術師の業なのだろう

 

【酸の噴射】

 

大沼では知られない呪術

武器や防具を傷める酸を噴射する

呪術は必ずしも大沼のものでなく

各地に名も知れぬ呪術師が存在すると言われる

この呪術もまた、そうした術師の業なのだろう

 

 

プリシラの短剣】

 

エレーミアス絵画世界に封印された禁忌

半竜プリシラの尾から生まれた武器

希少なドラゴンウェポンの1つ

生命狩りの力を帯びており、舞うような剣技は

白衣の絵画守りたちに通じるものがある

 

【生命狩りの鎌】

 

エレーミアス絵画世界に閉じ込められた

純白の半竜プリシラのソウルから生まれた鎌

神々さえ恐怖した生命狩りの力を持つが

半竜ならざる者がその力を振るえば

その力は使用者にもはね返ってしまう

 

【半竜プリシラのソウル】

 

エレーミアス絵画世界に閉じ込められた

純白の半竜プリシラのソウル

特別な存在は特別なソウルを有する

不義の子にして生命の敵である半竜のソウルは

使用により莫大なソウルを獲得するか

他にない武器を生み出せる

 

以上が観測に使用するアイテムとテキストです。

ですが、考察材料が足りないかと思いますので少し補足を入れます。

エレーミアス絵画世界では汎用MOBとして鬱血亡者という呪術と猛毒を扱う敵が襲ってきます。

同時に、とあるアイテムも入手することができます。

そのアイテムというのが【たまごくだし】というアイテムです。

このアイテムの効果は【体に寄生した卵を除去する】という効果です。

基本的にはクラーグの住処のNPCである【大沼のエンジー】から購入することができるアイテムです。

そして、エレーミアス絵画世界では【黄の王ジェレマイア】という悪霊NPCに侵入されます。

その黄の王ジェレマイアの使用するスペルというのが混沌の従者+1で入手することができる【混沌の大火球】と、エレーミアス絵画世界にて入手することのできる【火炎噴流】という二つのスペルです。

また、【火炎噴流】と【酸の噴射】のテキストではどちらも【大沼では知られない呪術】と記載されています。

呪術に関しての補足はここまでです。

ここからは半竜プリシラについての補足を述べていきます。

 

半竜プリシラからは二つの武器を入手することができます。

プリシラの短剣】と【生命狩りの鎌】ですね。

プリシラの短剣】は半竜プリシラの尻尾を切ることで入手することができるドラゴンウェポンです。

生命狩りの力を帯びているとテキストに記載されていますが、実際には邪教の力が込められています。

次に【生命狩りの鎌】について

こちらのテキストでも生命狩りの力が込められていると記載されていますが、実際には出血の力が込められています。

そして半竜ならざる者が使用するとその力が使用者にはね返ると記載されていますが、武器を振るうごとに使用者にも出血ゲージが溜まります。

では最後に【半竜プリシラのソウル】について

【半竜プリシラのソウル】では【特別な存在は特別なソウルを有する】と記載されていますが、一体どういうことでしょうか?

プリシラの短剣と生命狩りの鎌では邪教の力と出血の力という属性派生になっています。

この半竜プリシラのソウルにて記載されている【特別な存在は特別なソウルを有する】というテキストの示す意味とは一体何なのでしょうか。

 

以上が補足になります。

少し長くなりましたが、一度まとめてみましょうか。

  • エレーミアス絵画世界では呪術を使用する亡者が登場したり、大沼では知られない呪術が入手できます。このことから【エレーミアス絵画世界に火を見出したイザリスの娘の一人が居たのではないでしょうか。
  • エレーミアス絵画世界では【大沼のエンジー】から入手することができる【たまごくだし】というアイテムを入手することができますが、エレーミアス絵画世界にも呪術の文化が栄えていたのではないでしょうか。
  • 黄の王ジェレマイアはイザリス独自の呪術である【混沌の大火球】と、エレーミアス絵画世界独自の呪術である【火炎噴流】を使用しますが、その理由こそエレーミアス絵画世界に呪術の文化が栄えていたという理由になるのではないでしょうか。
  • プリシラの短剣は邪教派生ですが、この邪教派生の力こそ禁忌の力なのではと思います。
  • では生命狩りの鎌の出血属性は一体何の力なのでしょうか、また何故使用者にはね返ってしまうのでしょうか。

一応これが僕の観測です。

ここから次の問いに移りましょう。

 

  • 生命狩りの鎌について

上記でも述べました通り、生命狩りの鎌は出血属性の武器です。

同時に使用者にはね返ってしまうという特殊効果付きの武器です。

このはね返るという特性が邪教の力と解釈もできます。

しかし、1つ疑問が浮かびます。

何故生命狩りの鎌は【デーモンの楔】によって強化することのできる武器なのでしょうか。

この点を深堀していきます。

まず結論から言いますと、生命狩りの力とは本質的に混沌の力なのではないでしょうか?

デーモンの楔によって強化できるからという理由ではありません。

実は同じように使用者にはね返る武器があります。

その武器というのが混沌の魔女クラーグのソウルから錬成することができる【混沌の刃】という武器です。

テキストを紹介します。

 

【混沌の刃】

混沌のデーモンと化したイザリスの魔女の娘

クラーグのソウルから生まれた刀

クラーグの混沌の性質だけを受け継ぎ

刀身には特徴的な班流紋が浮かんでいる

敵と同時に持ち主も蝕む魔剣

 

と明記されています。

人間性により威力の増す混沌の武器であり、出血属性が付いている特殊な武器です。

そして重要なのが【敵と同時に持ち主も蝕む】という特徴です。

生命狩りの鎌は振るう度に出血ゲージが溜まっていき使用者にはね返りますが、混沌の刃は振るう度にHPが徐々に減少していきます。

少しまとめてみましょうか。

  • 生命狩りの力とは本質的には混沌の力なのではないでしょうか。
  • また、混沌の力も本質的には生命狩りの力なのではないでしょうか。
  • 混沌の刃に出血の力と混沌の力が付与されていて、生命狩りの鎌と同様に使用者を蝕む性質である理由にも繋がります。

以上が僕の観測になります。

少しずつ繋がってきましたね。

では次の問いに移りましょう。

 

  • 改めて邪教の徒とは何なのか

いきなり話が飛びましたが、ここで原点回帰です。

実際に観測のできる邪教の徒について深堀していきましょう。

結論から言いますと、地下墓地と巨人墓地に攻め入ったとされる邪教の徒の生き残りは車輪骸骨なのではと思います。

何故この結論に至ったのか。

理由は単純で、地下墓地の車輪骸骨だけ異様に浮いた存在であると思ったからです。

完全にあれは捨て身の攻撃ではありませんか?

しかもあのデザインは完全に人工物です。

そして屍術師に操られている様子もありません。

どう考えてもあの骸骨車輪はひと際浮いた存在であると思います。

ここまで話せば僕が何を言いたいのかが分かったかと思います。

何故にエレーミアス絵画世界にもあの車輪骸骨が住みついていたのでしょうか。

理由は簡単で、車輪骸骨こそエレーミアス絵画世界の邪教の徒の一部ではないかと思います。

他にも邪教の徒と思わしきMOBやNPCは居ますが、車輪骸骨ほど観測が容易なMOBはいませんので、今回紹介しました。

もちろん車輪骸骨だけが邪教の徒とは思っていませんし、邪教の徒の軸となるMOBも居るかと思いますが、観測は非常に困難でありますので今回は省きます。

次の問いに移ります。

 

さあきました。すべての元凶はこの骸骨鍛冶屋バモスです。

彼の会話を一部紹介しましょう。

 

【骸骨鍛冶屋バモス

 

まったく、話などないと、言っとろうに…

ワシがおのれの役に立つとすれば、鍛冶だけじゃ

小ロンドで見た、あのすばらしい種火でもあれば、もっとじゃが

あの街は、とうに水没してしまったからのう…

 

 

…ん、それは…

…小ロンドの種火じゃな…

…よい種火じゃ…

どうだ?それをワシに預けてみんか?

おのれにも、炎の神髄を見せてやるぞい

 

以上が骸骨鍛冶屋バモスの会話ですが、これらは【大きな炎の種火】に関する会話です。

小ロンド遺跡にて拾うことができる【とても大きな種火】の会話ではありません。

【大きな炎の種火】はデーモン遺跡にて拾うことができる種火ですが、その種火を見て小ロンドの種火と骸骨鍛冶屋バモスは言います。

また、事前に小ロンド遺跡は既に水没したという旨の話を聞くことができますが、とても大きな種火を見せても一切の興味を示しません。

さあ、一体どういう事なのでしょうか?

 

  • まとめ

これで一通りの状況証拠は揃いました。

しかし、前回同様に僕は一切まとめるつもりはありません。

僕自身もう結論は出していますが、まだまだ謎は残っています。

次の記事では混沌の廃都イザリス及びイザリスの魔女達について深堀する予定です。

ただ予定は未定なので、あまり期待しないでいただくと助かります。

そして、未回収のままで骸骨鍛冶屋バモスは終わっていますが、いつか深堀します。

 

ここからは話が変わります。

基本的にダークソウルという作品はプレイヤーの紡ぐ作品であります。

プレイヤーの数だけ世界線と可能性が分岐する作品と僕は捉えています。

なので僕の記事を読んで頂けた方は一度考えてみてください。

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!!