大王と因果と古竜と深淵についての考察

第三回目の考察は【大王と因果と古竜と深淵について】の考察です。

僕の主観で考察しておりますので、辻褄の合わない点もあるかと思います。

ほんの些細なことでも構いません。

答えることのできる範囲の質問であれば基本的に何でもお答えします。

では始めていきます。

 

【目次】

  • 古竜について
  • OPについて
  • 因果について
  • 篝火について
  • re:小ロンド遺跡について
  • 深淵の主マヌスについて
  • まとめ
  • 感想

 

【古竜について】

ダークソウルという作品において古竜とは火の時代以前から存在していた唯一の存在です。

しかし古竜と思わしき竜は無印の時点で数えるほどの数しか登場していませんね。

この時点で古竜が火の時代以降にどうなったかは薄っすらではありますが伺えますが、この問いに関しては後程解説しますので少々お待ちください。

では改めて古竜について深堀していきましょう。

古竜というのは永遠という概念を身に宿したであろう存在です。

そのテキストを紹介しましょう。

 

【竜のウロコ】

竜の体から生まれるという

ドラゴンウェポンを強化するウロコ

竜のウロコは古竜の体の一部であり

古竜の永遠を求める超越者たちが

世界の垣根を超え探し求めているという

 

上記のテキストからも読み取れる通り、超越者であろうとも【古竜の永遠】を見出すことはできないそうです。

逆に言えば古竜とはそれほどまでに卓越した存在なのでしょう。

では【古竜の永遠】とは一体何なのか?

ここでハッキリ言いますが【古竜の永遠】とは生命とはまた違った本当の意味での概念のようなものです。

 

【古竜の瞳】

古竜に祈り、それに近づこうとする超越者たちの業

生とは弱さであり、火の者である神々も例外ではない

超越者の目標とは、生命とは別のあり様なのだ

 

ここで重要になっているのが【生とは弱さであり、超越者の目標とは、生命とは別のあり様】という点です。

少しまとめてみます。

  • 火を宿した神々であろうと生命がある時点で弱い存在である。
  • 古竜の身に宿している永遠とは生命とは別の概念である。

ということです。

先程もこの文言を使いましたが【古竜の永遠】とは一体何なのでしょうか?

ここで次の問いに移ります。

 

【OPについて】

ダークソウル無印のOPでは火を見出した王と古竜の争いについて触れられています。

まずは見て頂いたほうが早いと思いますのでご紹介します。

 

【OP】

古い時代

世界はまだ分かたれず、霧に覆われ

灰色の岩と大樹た、朽ちぬ古竜ばかりであった

だが、いつかはじまりの火がおこり

火と共に差異がもたらされた

熱と冷たさと

生と死と

そして、光と闇と

そして、闇より生まれた幾匹かが

火に惹かれ、王のソウルを見出した

最初の死者、ニト

イザリスの魔女と、混沌の娘たち

太陽の光の王グウィンと、彼の騎士たち

そして、誰も知らぬ小人

彼らは王の力を得、古竜に戦いを挑んだ

グウィンの雷が、岩のウロコを貫き

魔女の炎は嵐となり

死の瘴気がニトによって解き放たれた

そして、ウロコのない白竜、シースの裏切りによって

遂に古竜は敗れた

火の時代のはじまりだ

だが、やがて火は消え、暗闇だけが残る

今や、火はまさに消えかけ

人の世には届かず、夜ばかりが続き

人の中に、呪われたダークリングが現れはじめていた…

 

以上がダークソウル無印のOPです。

少し情報が多すぎますので、分かりやすいようにまとめてみます。

  • 古い時代には灰色の岩と大樹と朽ちぬ古竜しか存在していなかった。
  • だが、はじまりの火がおこり、火と共に差異がもたらされ、熱と冷たさ、生と死、光と闇が生まれ、闇から生まれた者が火から王のソウルを見出した。
  • その王のソウルを見出したのが【最初の死者ニト】【イザリスの魔女】【太陽の光の王グウィン】【誰も知らぬ小人】
  • その王のソウルを見出した者たちが古竜に戦いを挑んだ。
  • 戦いの最中に【ウロコのない白竜シース】の裏切りによって古竜は敗れた。
  • 以後、火の時代が訪れたが、火は消えかけ、夜ばかりが続き、人の中に呪われたダークリングが現れた。

以上がOPから読み取ることのできる事象です。

ここから更に疑問点を箇条書きで挙げていきましょう。

  • 何故王のソウルを見出した者は古竜に戦いを挑んだのか?
  • 何故白竜シースは古竜を裏切ったのか?
  • 白竜シースはどういう経緯で古竜を裏切ったのか?
  • 何故ダークリングは現れたのか?

 

僕の観測になりますが、1つずつ解説していきましょう。

  • 何故王のソウルを見出した者は古竜に戦いを挑んだのか?

この点に関しては王のソウルを見出した者達が【古竜の永遠】という概念を欲したのでしょう。

【古竜の瞳】のテキストでも触れられていましたが、生とは弱さなのです。

これは神であろうが火を宿していようが例外ではありません。

だからこそ王のソウルを見出した者達は【古竜の永遠】という概念を欲したのでしょう。

その証拠として灰の湖にて謁見することができる石の古竜は生命という概念を持っていません。

正確には生命を超越しているのでしょう。

ですが、実際に攻撃することができますし、尻尾を切断することもできます。

そして攻撃することでHPバーが表示されますが、ここで不思議な事象を観測することができます。

どれだけ攻撃しようともHPバーは減ることはありません。

まさしく、古竜は生命を超越しているのでしょう。

しかしここでも疑問は浮かびます。

【古竜の永遠】とは生命とは違うものです。

この点に関しては後程深堀しますので、次の疑問点に移りましょう。

 

  • 何故白竜シースは古竜を裏切ったのか?

この点に関しては白竜シースの【古竜でありながらも古竜としての特徴を有していない】という事が物語っています。

白竜シースは魔術の祖でありながらも、目が見えません。

そのテキストを紹介します。

 

【伝道者の六目兜】

白竜シースに仕える魔術師たち、伝道者の兜

縦二列に並んだ六つの目は

シースの見えないそれを代替するためである

魔術師の防具としては最も重く

また魔法の力を秘めている

 

と明記されております。

また、公爵の書庫のエレベータを上った先で根城にて居座っている白竜シースは【見えない体】or【霧の指輪】を装備している状態だと、霧を抜けた後に一歩も動かなければ敵意を感知されることはありません。

状況証拠的に本当に目が見えていないのでしょう。

ここでもう一つ、古竜と戦った際の白竜シースは生命を超越していません。

白竜シースの持つ原始結晶は古竜から奪った力とされています。

この旨の会話はビッグハットローガンから聞くことができますので一部紹介しましょう。

 

ビッグハットローガン】

 

白竜シースの、不死の秘密だったな

貴公も、あれと戦い、囚われたのであれば

分かっていると思うが、あれは、我々とは違う、本物の不死だ

傷はすぐに塞がり、致命傷を負わず、決して死ぬことがない

それは、シースが、古い竜たちを裏切って手に入れた秘宝

原始結晶の効果らしい

だから、まず原始結晶を壊さなければ

シースを傷つけることはできない

そして原始結晶は、この書庫の中庭、結晶の森にあるのだよ

 

と、ビッグハットローガンは語ります。

上記の会話からも分かる通り、原始結晶は古竜を裏切って手に入れた秘宝の力です。

そして、白竜シースが古竜と戦った時点では生命を超越していなかったという事が分かりましたね。

ここで次の疑問に移りましょう。

 

  • 白竜シースはどういう経緯で古竜を裏切ったのか?

この点に関しては憶測の域を出ませんが、僕は大王グウィンが白竜シースに話を持ち掛けたのだと推測します。

そのテキストを紹介します。

 

【分け与えられた王のソウル】

「ウロコのない」白竜シースのソウル

火の時代の最初に見出された王のソウルの一部

シースはグウィン王に与して古竜を裏切り

後に公爵として王の外戚になったとき

その偉大なるソウルを分け与えられた

それは一部といえ、王の器を占めるに足るものだ

 

と記載されています。

重要な点は

  • シースはグウィン王に与して古竜を裏切り
  • その偉大なるソウルを分け与えられた

という点です。

【与する】という言葉は【仲間になる】、【味方になる】、【関わる】という意味があります。

この言葉通り、白竜シースは大王グウィンの仲間になったのでしょう。

では白竜シースから話を持ち掛けたのでしょうか?

それとも大王グウィンから話を持ち掛けたのでしょうか?

僕は後者の大王グウィンが話を持ち掛けたのだと観測します。

OPにて白竜シースが古竜を裏切ったという旨の話が語られていましたね。

裏切るということは敵に寝返るという意味があります。

ここまで話せば分かると思いますので、結論から言いましょう。

  • 大王グウィンは【古竜の永遠】を求め、王の力を振るい古竜たちに戦いを挑んだ
  • この時に大王グウィンが白竜シースに、【古竜の永遠】を求めて古竜たちに戦いを挑んだのかという話をしたのでしょう。
  • そして古竜が敗れた暁には自身の王のソウルの一部を分け与えるという旨の話と、王の外戚の権威を与えるという旨の話をしたのでしょう。

以上が僕の観測です(これは僕個人の観測であり、この点に関しては人によって違ってきます)

これで白竜シースがどういう経緯で古竜を裏切ったのかという事が明確になりましたね。

では次の疑問点に移ります。

 

  • 何故ダークリングは現れたのか?

この点に関しては少し複雑であり憶測の域を出ませんが、先に結論から言いましょう。

大王は【古竜の永遠】の力をロードラン全土に市民化、もしくは一般化した結果、その力は人の身には耐えきれずに【ダークリング】という呪いの印が現れたのではないでしょうか?

ここでダークリングのテキストを紹介しましょう。

 

【ダークリング】

呪われた不死人の証

このリングが現れた者は、死んでも蘇り

やがて心をなくした亡者となる

 

と記載されています。

呪われた不死人にはダークリングが現れ、死んでも蘇り、やがて心をなくし亡者になるのです。

まさに【古竜の永遠】を一般化した結果に訪れた因果なのではないでしょうか?

死んでも死んでも幾重にも蘇り、心を無くして意識が消滅することによって、やっとこの世から自分という存在が消滅します。

それほどまでに【古竜の永遠】とは莫大な力であり、人に身に余る力なのではないかと観測します。

では改めて【古竜の永遠】の力とは一体何なのでしょうか?

ここで次の問いに移ります。

 

  • 因果について

大変長くなりましたが、ここまで話してやっと【古竜の永遠】とは一体何なのかという話を深堀できます。

そしてここまで話せば僕の言いたいことは分かるかと思います。

結論から言いますと【古竜の永遠】とは、世界の垣根を超えても存在することの出来る因果を超越する力です。

ダークソウルという作品はプレイヤーの紡ぐ作品であり、プレイヤーの数だけ世界線は分岐します。

基盤となるシナリオは火を継ぐか、闇の時代を迎えるかという話ではありますが、確実にプレイヤーの数だけ世界線は存在しています。

他世界から自身の世界に侵入されたり、逆も然り他世界に侵入できます。

他にも他世界のプレイヤーの残像が見ることができたり、橙の助言ろう石によって他世界にサインを飛ばしたりできたりします。

これは僕の観測ではありますが、これだけ状況証拠が揃っていますので、プレイヤーの数だけ世界線は分岐する、そしてそれすらも世界観に取り込んでいると見て大丈夫でしょう。

さて、少し話を戻しましょう。

【古竜の永遠】とは因果を超越する力です。

大王グウィンは、その因果を超越する力を一般化しました。

結果としてどうなったかと言いますと、ダークリングという呪いの印が現れてしまって、生命としてのあり様を捻じ曲げてしまいました。

では、どのようにして因果を超越する力を一般化したのでしょうか?

ここで次の問いに移ります。

 

  • 篝火について

この目次でなんとなく僕の言いたい事が分かったかと思います。

大王グウィンは篝火をロードラン全土に普及することで因果を超越する力を一般化しました。

しかし、篝火を普及したことによって少しずつ世界が歪んでいったのだと推測します。

その歪んでいった世界を統率するために用いられたものというのが【サインろう石】でしょう。

しかし、ここでもまた問題は生まれてしまいました。

サインろう石を普及したことによって、更に世界が歪んでいってしまいました。

簡単に他の世界線に干渉できてしまうのですから、因果の歪みは加速してしまいます。

この事象から派生したのが【暗月誓約】【ダークレイス誓約】【眷属誓約】でしょう。

因果の歪みを統率するためにこれらの誓約が設けられたのか。

それとも因果の歪みに便乗するような形でこれらの誓約が設けられたのか。

憶測の域を出ませんが、これらのどちらかでしょう。

 

少し話が反れてしまいましたので、話を戻しましょう。

大王グウィンが篝火を普及した時点では、元々転送システムは機能としてあったのだと思います。

裏付けとしては、王の器を入手前でも深淵のエリアでは転送を行うことができます。

【小ロンド遺跡と王の器について】の考察でも軽く触れましたね。

今回はその点に関して深堀していきましょう。

 

結論から言いますと、大王グウィンが転送機能を王の器に封印したのでしょう。

何せ因果を崩壊させかねない力ですからね。

だからこそ、王の器を入手した時点で転送機能を扱うことができたのだと思います。

では何故小ロンド遺跡の深淵のエリアでは転送機能が残っていたのでしょうか。

この点はかなり複雑です。

また、篝火について以下の疑問があります。

  • 何故、他の篝火から転送して行き来することのできる篝火があるのか?
  • 何故、各地の王を倒した後に、対応した篝火が現れるのか?
  • 何故、ウーラシールのエリアだけ全ての篝火が他の篝火から転送によって行き来できるのか?

この疑問に関しては後程解説しますので、次の問いに移ります。

 

  • re:小ロンド遺跡について

さあ第一回目の考察にて疑問をここでまとめましょう。

【小ロンド遺跡と王の器についての考察】を見ていない方でも分かるように解説しますが、この記事を読み終えた後に後程見て頂ければ幸いです。

結論から言いますと、大王グウィンが封印するという旨の話に対し、四人の公王並びに当時の小ロンドの住人が反発したのでしょう。

一度与えられた力を大王グウィンに封印されてしまうのですから。

そして、四人の公王が生まれたのは大王グウィンが古竜との戦いの後でしょう。

であれば、四人の公王及び当時の小ロンドの住民は、どういう経緯で因果を超越する力を大王グウィンが手に入れたのか知らないのです。

彼ら目線で言えば、大王グウィンに力を独り占めされる感覚でしょうか。

尚の事反発するでしょう。

この経緯があったからこそ、小ロンドは人民もろとも封印の番が大王グウィンに変わって封印していたのでしょう。

ここで、四人の公王から入手することのできる分け与えられた王のソウルのテキストを紹介しましょう。

 

【分け与えられた王のソウル】

闇に堕ちた四人の公王のソウル

火の時代の最初に見出された王のソウルの一部

かつて四人は小ロンドの偉大な指導者であり

特にグウィン王に見え、公王の位を授かり

その偉大なるソウルを分け与えられた

それは一部といえ、王の器を占めるに足るものだ

 

と記載されております。

ここで重要になってくるのは【闇に堕ちた】という点と【偉大なるソウルを分け与えられた】という点です。

王のソウルを分け与えられた後に闇に堕ちたのか。

それとも四人の公王が見出したのが闇のソウルなのか。

僕は後者の【四人の公王が見出したのが闇のソウル】かと推測します。

ここで闇撫でのカアスとの会話を一部紹介しましょう。

 

【闇撫でのカアス】

 

…かつて火の始まり、貴公ら人の祖先は

古い王たちの後に、四つ目のソウルを見出した

闇のソウルだ

貴公らの人の祖先は、闇のソウルを得、火の後を待った

やがて火は消え、闇ばかりが残る

さすれば、貴公ら人、闇の時代だ

…だが

王グウィンは、闇を恐れた

火の終わりを恐れ、闇の者たる人を恐れ

世界の理を恐れた

だから奴は、火を継ぎ、自らの息子たちに、人を率い、縛らせた

貴公ら人が、すべて忘れ、呆け、闇の王が生まれぬように

…我は世界の蛇

正しい時代を、王を探すもの

だが、もう1人の蛇、フラムトは、理を忘れ

王グウィンの友に堕ちた

よいか、不死の勇者よ

我カアスが、貴公に、正しい使命を伝えよう

理に反して火を継ぎ、今や消えかけの王グウィンを殺し

そして、四人目の王となり、闇の時代をもたらすのだ

 

と、闇撫でのカアスは述べます。

分け与えられた王のソウルのテキストと見比べると、少し矛盾していますね。

同時に疑問点も浮かびますので、箇条書きで挙げていきましょう。

  • テキストでは四人の公王は大王グウィンから公王の位を授かったと明記されていますが、闇撫でのカアスからは大王グウィンが闇を恐れ、人を縛ることで忘れ呆けさせようとしていた。
  • テキストでは闇に堕ちたと明記されておりますが、闇撫でのカアスからは四人の公王は始まりの時代から四つ目の闇のソウルを見出したと聞くことができる。

以上が疑問点です。

さあ、どちらが正しいのでしょうか?

ここから次の問いに移ります。

 

  • 深淵の主マヌスについて

深淵より生まれた者が他にもいましたね、そう深淵の主マヌスです。

四人の公王の深淵と、深淵の主マヌスの深淵に関係があるのかどうか。

結論から言いますと、関係はあります。

四人の公王の深淵を歩くには【灰色の大狼シフ】を撃破する事によって入手することのできる【アルトリウスの契約】が必要です。

 

【アルトリウスの契約】

かつて騎士アルトリウスが

深淵の魔物と契約した証の指輪

アルトリウスと同じように

装備者は深淵を歩けるようになる

 

と、明記されています。

どうやらアルトリウスは深淵の魔物と契約したそうです。

この深淵の魔物というのは十中八九深淵の主マヌスでしょう。

話が反れましたね、少し戻しましょうか。

上記でも述べました通り、深淵を歩くには深淵の主マヌスと契約を結んだアルトリウスの力である【アルトリウスの契約】が必要です。

では、深淵の主マヌスは一体何処から深淵を見出したのでしょうか?

深淵の主マヌスのソウルを紹介しましょう。

 

【深淵の主マヌスのソウル】

深淵の主マヌスのソウル

それは尋常のソウルではなく

どろりとして生あたたかい、やさしい人間性の塊である

マヌスは、古くとも明らかに人であった

人間性を暴走させ、深淵の主となった後も

ずっと寄る辺、あの割れたペンダントを求めていた

 

と明記されております。

ここで重要なのは【やさしい人間性の塊】という点と【古くとも明らかに人であった】という点、【人間性を暴走させ、深淵の主となった】という点です。

少しまとめましょうか。

【マヌスは元々人であり、人間性を暴走させた結果に深淵の主となった】

ということが推測できましたね。

そして深淵の主マヌスの深淵は人間性から生まれたということも分かりましたね。

では何故人間性が暴走して深淵に堕ちたのでしょうか?

ここで思い出して下さい。

大王グウィンは古竜から奪った因果を超越する力を篝火という形で一般化したことによって、人にダークリングの呪いの印が現れたということを。

そうです。

ここが全ての元凶です。

マヌスの人間性が暴走した理由は、人が古竜の因果を超越する力を取り込んだ事によって人間性が暴走してしまったのです。

そしてその結果に深淵が生まれてしまったのでしょう。

その証拠として、深淵の主マヌスを撃破した後には、そのエリアに【深淵の穴】という篝火が現れます。

さあ、全ての結論を出しましょう。

 

  • まとめ

いつもならあえて結論は出しませんが、今回は別です。

さすがに結論を出さないまま終わると、この記事の統率が取れなくなってしまいますので、結論を出させていただきます。

 

小ロンド遺跡とウーラシール。

どちらが先に深淵に堕ちたのか。

僕個人の見解になりますが、どちらも同時期でしょう。

明確にするならば、人間性を暴走させ深淵を見出したマヌスのいるウーラシールの方が先に深淵に堕ちたのだと思います。

そしてその深淵を食い止めるべく、大王グウィンがアルトリウスに命じたのかと。

では大王グウィンが王の器に力を封印したのはいつ頃なのでしょうか?

この点に関してはウーラシールが深淵に堕ちた後かと考察します。

だからこそ小ロンド遺跡の深淵では転送機能を使うことができたのでしょう。

しかし、少し疑問が残ります。

何故ウーラシールの篝火は全て、他の篝火からの転送によって移動できるのか?

それこそ、大王グウィンが王の器に力を封印した時点で、ウーラシールは深淵に侵され、滅んでいたのでしょう。

そもそも既に亡んでいれば封印なんてできませんからね。

さらに深読みすれば、プレイヤーが過去に訪れた過去のウーラシールは、その滅ぶ直前のウーラシールだったのでしょう。

全ての疑問はこれで解消できましたね。

 

総合的にまとめるならば、結局全てグウィンのせいです。

この無印の因果の乱れがダークソウル2.3にて影響を及ぼしているのでしょう。

以上が今回の考察です。

ここから先はこれからの考察や、過去の考察の回収できていない事象について話していきます。

 

  • 感想

今回の考察で一旦ダークソウル無印の考察は切りたいと思います。

イザリスの魔女について、墓王ニトについて、水と呪いの関係性について等、回収できていない事象がまだまだありますが、これらの事象はダークソウル無印だけで完結できるような事象ではありません。

上記で挙げられていない事象もまだまだあります。

主神ロイド、罪の神ベルカ、暗月の神グウィンドリン等はかなり顕著かと。

確実にダークソウル2.3の世界線も深く絡んでいます。

なので、気長に考察していきます。

 

また、次回の考察からはダークソウル2にスポットを当てて考察していきます。

現時点でダークソウル2は様々な仮説が立てられていますね。

並行世界説、反転世界説、闇の王ENDの先の世界線説、絵画世界説、鏡の世界説、全くの別世界説等々…

どの説も一概に否定できない程に謎の多い作品です。

僕自身ダークソウルという作品で一番好きな作品ですので、かなり楽しみです。

ですが、考察記事の統率と取るために、二週間~一か月は掛かるかと思います。

なので、気長に待っていただければ幸いです。

 

では最後に。

ダークソウルという作品はプレイヤーの数だけ世界線と可能性は分岐します。

僕自身も僕の考察が100%合っているとは思っていません。

ほんの些細なことでも構いませんので、答えることのできる範囲の質問であれば、何でもお答えします。

僕の考察を一部抜粋して更に深堀していただいても構いません。

皆さんの意見お待ちしております。

長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!!